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2020.01.03

からだ

正月明けのオフ男は中腰で歩く。そのワケは?|糖質オフ男

糖質オフ男
「糖質オフ男」とは…
年末年始の“飲みニケーション”地獄。糖質オフ男にとって不本意な暴飲暴食の日々が続く。どこかに速攻糖質リセット方法はないものかと焦りに焦るオフ男。
そこで「呑みの誘いは断らない」が信条の異色のパーソナルトレーナー・澤木一貴さんに、不覚にも摂りすぎてしまった糖の処理術を聞きに行く。
【アドバイザー】澤木一貴さん(パーソナルトレーナー)
パーソナルトレーナー。SAWAKI GYM代表取締役。1971年生まれ。大手フィットネスクラブトレーナー、整形外科病院でのスポーツトレーナー課主任などを歴任。現在は新宿区早稲田にパーソナルトレーニングスタジオをかまえ、指導にあたるかたわら、メディアや講演会を通じてさまざまな健康情報を発信している。

可及的速やかに糖を使いきれ!

オフ男:僕の会社はいまだ“飲みニケーション”信者が多いんですよ。そういう人ってだいたい上司で。断れないうえに、「とりあえずビール」は既定路線。「僕、糖質オフ男なんで、ハイボールでお願いします」、なんて言えないわけです。
澤木:“飲みニケーション”の話は耳が痛いですね。ご存知でしょうけど、私はバリバリの飲みニケーション世代なので……。まあ、忘年会スルーなんてことも話題になっている昨今、それも古い考え方なんでしょうね(悲)。オフ男さんのお悩みですけども、ズバリ、筋肉をつければいいんです。正論から入っちゃってすみません。
オフ男:いやいや、筋肉が増えれば糖を摂っても太りにくいってのはわかってるんです。この前、教えてもらったばかりですし。ただ、筋肉がつくまで時間がかかりすぎる! 僕は不覚にも正月に摂りすぎてしまった糖を、今すぐにでも処理したいんです。
澤木:う~ん、速効性を求めちゃうところが若いですね。だったら乳酸にお願いするしかないでしょう。
オフ男:乳酸ですか?
澤木:筋合成反応といって、筋肉内に乳酸が溜まると指令が発せられて、せっせと筋肉づくりがスタートするんですね。
フ男:いや筋肉をつけたいのではなく、糖を可及的速やかに処理したいんです。
澤木:結論を急ぐところがまた若いですね。ちょっと冷静になって考えてみてください。乳酸ってそもそも、糖をエネルギーとして使ったときの“燃えカス”なんですよ。乳酸が溜まるってことは、糖を処理できちゃった証です。
オフ男:……なるほどね。


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