「糖質オフ男」とは…最近、自身の健康生活にちょっとした行き詰まりを感じていた……。そんな糖質オフ男に救世主が降臨! 異色のパーソナルトレーナー、SAWAKI GYM代表、澤木一貴さんだ。
もはや生活の軸と言っても過言ではない肉食生活を続けつつ、ナイスバディを維持し続ける澤木さん。タンパク質をいかに筋肉へと変身させているのか、オフ男は気になってしょうがない。
【アドバイザー】澤木一貴さん(パーソナルトレーナー)パーソナルトレーナー。
SAWAKI GYM代表取締役。1971年生まれ。大手フィットネスクラブトレーナー、整形外科病院でのスポーツトレーナー課主任などを歴任。現在は新宿区早稲田にパーソナルトレーニングスタジオをかまえ、指導にあたるかたわら、メディアや講演会を通じてさまざまな健康情報を発信している。
レアレアの赤身肉を筋肉に変えろ!
オフ男:前回の“ビールジョッキ・シュ(酒)ラッグ”、勇気を振り絞ってやってみましたよ。しかも顔入りで。澤木:効いたでしょう? いろんな意味で。
オフ男:チョロいと思っていたんですけど、実際にやってみると超キツい。シラフじゃないとクラクラしちゃいますね。澤木:今回は下半身のデカい筋肉をフル稼働させましょうか。フルチャージしたタンパク質を無駄なく筋肉に変えてしまう。そんなトレーニングです。
オフ男:澤木さんは、呑みの〆がラーメンじゃなく、ステーキらしいですね。シンプルに、胃腸的には大丈夫なんでしょうか?澤木:私は仕事で頻繁に沖縄に行くことが多くて、そこで素敵な〆ステーキ文化に出会ったんです。沖縄じゃ「〆にステーキ」って常識なんですよ。ちなみに僕の場合は、絶対「牛の赤身」です。噛み応えのある赤身肉を、ガッツリ食べる!
オフ男:〆のステーキは知りませんでした。通常、どれくらい食べるんですか?澤木:「まあ、お腹の具合にもよりますが、1kgくらいのときもあります。ただし、脂身はカットね。レアレアの赤身肉オンリー。ここはトレーナーとしては譲れないとこですかね。サシの入った、とろけるような肉の誘惑には負けません。まあ、たまに心揺さぶられることもありますけど。
オフ男:……まさに野獣ですね。澤木:でも、「〆のラーメン」よりもずっとずっと体には優しいんですよ。もちろん、健康な胃腸、そして強靭な顎をもっていることが条件ですが。
オフ男:それはわかります。糖質オフ男たるもの、〆のラーメンなんて御法度です。ビール飲んで、ポテトフライみたいなつまみをてんこ盛り食べた後にラーメンって……。角砂糖を24時間、なめ続けたくらいの糖をとっちゃいますよね。澤木:ちなみに、オフ男さんはいつもタンパク質の摂取を心がけていると言ってましたね。
オフ男:ゆでたまご、肉、プロテインサプリメントとか。まあ、いろいろなものからタンパク質はてんこ盛り摂ってます。澤木:そのタンパク質、しっかり使ってます?
オフ男:!? そう考えると使いきってないかも……。澤木:じゃあ余ったタンパク質の行き先って知ってますか?
オフ男:おしっこで出るんじゃないんですか?澤木:ブブー! なんと体脂肪に変わってしまうんですね。
オフ男:それじゃあ、糖質と同じじゃないですか!?澤木:ほとんどの栄養素は、使わないとすべて体脂肪に変わっちゃうんですね~。困ったことです。
オフ男:澤木さん、ぜひタンパク質を使いきる方法を伝授してもらえないでしょうか?澤木:じゃあ、デカい筋肉をスパーッと鍛えて、タンパク質をドカーンと使ってしまう方法を教えしましょう。
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