そのほかにも、今回寄せられたコメントの中で、子育てにまつわるモンスター的な労いもありました。例えば、子供が赤ちゃんのときに、ゆっくりトイレにも入れないと言ったら「泣いても気にしなければいいじゃん」と言われたとか。また、子供が赤ちゃんのときには母親は寝不足が続くものですが、「眠いなら昼間に一緒に寝ればいいじゃん」と言われたというもの。
2人目、3人目の子供だったら、多少泣いていても放っておけるママもいるでしょう。しかし、1人目の子供だったら、何かと心配なもの。子供が泣いているのに平気でトイレにゆっくり入れるママは少数派だと思います。また、寝不足問題については、昼間は昼間でやることがあったりして、一緒に寝ているわけにもいかないんですよ。
これらの発言についても、妻がイライラする理由は、こちらが悩んでいることに対して、簡単に片付けようとしているからということと、自分が少しでも代わってあげようという気持ちが無いことが現れているからだと思います。
家事・育児について妻が愚痴を言ったら、言葉で労ったり心配するよりも、自分が代わりにやれることはないだろうかとまず考えてみてください。たとえスキルが低くても、やる気を見せることが大事だと思いますよ。
連載「モンスター夫が許せない」一覧へ「モンスター夫が許せない」夫が、特に深い意味はなく気軽に発した言葉や行動が、実は妻にとってはカチンとくることがある。それにより、知らず知らずのうちに夫婦の溝が深くなってしまっているかも。妻たちが「これは許せない」と感じるツボがどこにあるのか、子育て中の女性200人にアンケートを実施し、結果を見ながら、現役ママである筆者の解説を交えて紹介する。
上に戻る 相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と小1の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。
石井あかね=イラスト
ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人