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-OSSANS LOVE CATS!-
オッサンはネコが好き。いや、イヌも好き。だけど、イヌよりもネコ好きなオッサンのほうが愛おしく感じてしまう。そんな、ネコが愛おしいオーシャンズ編集部。シーズン1に続き、約1年間にわたって連載してきた「ネコとオッサン2019 -OSSANS LOVE CATS!-」も、残すところあと2回。本連載の締めくくりとして、ご登場いただいた36組の中から栄えある「ネコ・オブ・ザ・イヤー」を大発表!
12月某日、オーシャンズ編集部で行われた「ネコ・オブ・ザ・イヤー」選考会。これまでにご登場いただいた36組の資料を目にし、数々の愛おしいネコライフにほっこり。
すべてのネコとオッサンに賞をあげたいほど難航した選考だが、今回は特に印象的だったネコとオッサンを6部門で選出。
・ネコと野獣・オブ・ザ・イヤー
・仲良し親子・オブ・ザ・イヤー
・オッサン・オブ・ザ・イヤー
・愛嬌ネコ・オブ・ザ・イヤー
・美ネコ・オブ・ザ・イヤー
・オーシャンズ・ネコ・オブ・ザ・イヤー
【前編】となる今回は、「ネコと野獣・オブ・ザ・イヤー」「仲良し親子・オブ・ザ・イヤー」「オッサン・オブ・ザ・イヤー」の3部門を発表!
<ネコと野獣・オブ・ザ・イヤー>
「だるまさんがころんだ」が好きなつむぎと、ヒゲがトレードマークの菊田参号さん
「ネコとオッサン2019 -OSSANS LOVE CATS!-」の初回から、おてんば娘ネコと個性的なオッサンの組み合わせで大きなインパクトを残してくれた、つむぎと菊田参号さん。たっぷりとヒゲを生やした菊田さんと、そのヒゲを愛しそうに毛づくろいするつむぎの様子に、編集部から「この画はずるい!」との声。見事「ネコと野獣・オブ・ザ・イヤー」受賞となった。
「ラフに着られる着物」SANGOUのデザイナーである菊田さんは、最近は京都での仕事が多いとのことで、月の半分以上はつむぎと離れ離れ。しかしひさびさに帰宅すると、つむぎが待ってましたと言わんばかりに靴下に顔を押し付けて甘えてきたり、大好きな「だるまさんがころんだ」で遊んだりと、離れていた時間を埋めるように過ごすという。一度見たら忘れられない「ネコと野獣」コンビは、離れていても強い絆で結ばれている。
<仲良し親子・オブ・ザ・イヤー>
ファザコンネコ・Pochi&Chicoと、ネコに好かれすぎるフランさん
ネコに愛されすぎているご主人・フランさんとオスネココンビ・PochiとChicoの回も印象的だった。鼻や頭を擦り合わせるなど、こんなにネコとオッサンが自然にスキンシップをしている姿は見たことがない。選考員からの声でも「本当に信頼しあっているということが伝わってくる」「仲が良すぎる!」ということで、こちらのフランさん家族には「仲良し親子・オブ・ザ・イヤー」を贈呈!
特に白い毛のPochiは寝ていることが多いのだが、フランさんが近くへ寄るとムクリ。眠気よりもフランさんなのである。ネコにとって心地良い、絶妙なスキンシップをするフランさん。スペイン出身の彼は、小さい頃から野良など関係なくネコが生活圏にいる中で過ごしていたそうで、愛で方が自然と染みついているのだとか。PochiとChicoのやわらかで安心しきった表情を見たら、誰もがこの親子の関係は超えられないと思うだろう。
<オッサン・オブ・ザ・イヤー>
歴代出演者の中で最も多くのネコを育てた、海辺のオッサンネコトリオと小禄慎一郎さん
哺乳瓶で子ネコにミルクを与えるという、これまでのネコとオッサンでは見られなかった光景。第26回に登場してくれた小禄慎一郎さんは保護ネコの一時預かりボランティアを行っており、先住ネコ3匹と共に何匹ものネコが巣立っていく姿を見守ってきた。「おそらくネコとオッサン史上、一番多くのネコとふれあってきたのでは!?」ということで、小禄さんとクロオ&シナモン&セオを「オッサン・オブ・ザ・イヤー」に選出。
先住ネコのクロオ&シナモン&セオも保護ネコ出身。そして、オッサンである。この家では小禄さんも含めた優しいオッサンたちが、行き先を探すネコたちの面倒を見ている。本連載に登場してくれた人の中にも保護ネコを引き取ったという人が多かったが、「そういった姿が格好いいと思ってもらえる世の中になってほしいですね」と小禄さん。ネコ愛を行動として表す姿に感服だ。
次週はネコのキャラクターにフォーカスした「愛嬌ネコ・オブ・ザ・イヤー」「美ネコ・オブ・ザ・イヤー」、そしてもっとも輝いていたネコに贈る「オーシャンズ・ネコ・オブ・ザ・イヤー」を発表。最終回も乞うご期待!
石原さくら(いしはら さくら)=写真
猫写真家・ブリーダー1976年生。東京工芸大学写真学科卒業後、女性ファッション誌、カルチャー誌、広告を中心に活動。2008年に愛玩動物飼養管理士を取得して以降は猫写真家としてさまざまな媒体で猫の写真を撮り続ける傍ら、ブリーダーとして自ら猫を育てている。
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