ヴィンテージライクだから本物のヴィンテージとの相性もすごくいいし、「シュプリーム」を着倒して自分だけのヴィンテージにするというのも楽しい。そしてストリートに落とし込んでいるから、サイズ感がたっぷりでとてもコンフォータブルなのもいい。
僕にとって「シュプリーム」とヴィンテージの服だけは、何年経っても魅力が色褪せないスペシャルな存在です。
熊谷連載2001-4
2014年の「ザ・ノース・フェイス」とのコラボ、バンダナ柄がお気に入り。
だからシュプリーム初心者の方ほど「若い人の服でしょ? おじさんにはちょっと……」なんて偏見を捨て、勇気を出してショップに足を踏み入れてほしい。ボックスロゴのTシャツもいいけれど、ニットやアウターなど、大人に似合いそうなアイテムもたくさん。
「シュプリーム」はとてもベーシックで、ファッショナブルで、ハイレベルでトレンドを体現するブランドであるということを、もっと皆に知ってほしいですね。
「熊谷さんはシュプリーム上級者」「シュプリーム」ブランディング/PRディレクター 恵比壽久雄さん1997年、シュプリームが日本に上陸してすぐにリースしていただき、現在まで公私ともにお付き合いさせていただいています。誌面でもいろいろご使用いただきましたが、2006年に雑誌で窪塚洋介さんと故・山本“KID”徳郁さんをモデルに撮影したときのスタイリングは印象深かったですね。熊谷さんご自身にも普段からご愛用いただいており、シュプリームの中で特に難易度の高い色や柄やデザインのアイテムを、上手に着こなしてくださってうれしい限りです。
熊谷隆志(くまがいたかし)1970年生まれ。渡仏後、’94年スタイリストとして活動開始。’98年以降はフォトグラファーとしても活躍。同時にクリエイティブ・ディレクターとして自身のブランド、ネサーンス、ウィンダンシーを手掛けるほか、さまざまなブランドやショップのディレクションにも携わる。ファッション、クラフト以外に飲食の分野にも進出し、カフェ・カンパニーのクリエイティブ・ディレクターも務める。趣味はサーフィン。グリーンライフにも造詣が深い。
長田英哲=写真 町田あゆみ=編集・文