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Have a nice ONSEN trip
登山の必需品であるコンパス。近ごろの登山道はよく整備されているものの、地図にない道に出くわす危険性もあるため、正確な方角を知ることは依然として重要だ。万が一コンパスを忘れてしまったときには、ぜひiPhoneを頼ってほしい。
「iPhoneの『コンパス』アプリを使えば、文字通りiPhoneがコンパスとなって方位を示してくれます。数値は1°単位で表示されるほか、対角線の交点と「+」マークをピタリと合わせれば、地面に対して平行になるのもポイント。実際のコンパス以上に、精密な方角を知ることが可能です」(吉州さん、以下同)。
ファミリーキャンプの鉄板といえば、自然に息づく生命とのふれあいだ。父親らしく子連れで大自然へと繰り出すなら、iPhoneが“虫眼鏡”になる機能を知っておいて損はない。
「iPhoneでは端末をより使いやすくカスタマイズする『アクセシビリティ』という項目を用意しています。その機能のひとつが、iPhoneをかざすことで対象を何倍にも拡大表示できる『拡大鏡』。設定をオンにしておけば、サイドボタンやホームボタンを3回押すだけで、いつでも拡大鏡を呼び出せるようになります」。
さらに吉州さんは、誰もが使ったことのある“あの機能”を、より使いこなす方法も教えてくれた。
「暗いところをLEDライトで照らす、皆さんお馴染みの“懐中電灯”機能。じつはこれ、明るさを上げられることをご存知でしょうか。コントロールセンターにある懐中電灯のアイコンを長押しし、輝度を表すバーを上下にドラッグしてみてください。これまで固定されていると思っていた明るさを、最大4段階まで調整することが可能です」。
「その他、サイズを計測したときのスクリーンショットをメモとして残せるなど、デジタルならではのメリットも。iPhoneはいまや、あらゆる道具を手のひらサイズに“収納”しているといっても過言ではありません。実際の道具すらも超えかねない機能性を、ぜひ体感してみてください」。
一見するとテクノロジーとは無縁なシーンでも活躍してくれるiPhone。次世代のDIYやアウトドアは、アナログとデジタルの二刀流がメインストリームになるのかもしれない。
小島マサヒロ=写真 佐藤宇紘=文
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