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ハイアルチ
槙野智章選手や橋本拳人選手ら、サッカー日本代表クラスのトップアスリートもハイアルチをトレーニングに取り入れている。

ミトコンドリアに喝を入れて、彫刻のような腹を手に入れろ!

「ポッコリお腹とはもういい加減おさらばしたい」。そんな想いをもって、毎日自宅で密やかに、腹筋に勤しんでいる40代男性は多いのではないだろうか? しかし、「いくらやっても割れない」、「雑誌のモデルのような腹が手に入らない」。そんな人が少なくないのもまた事実である。
「腹筋って比較的短期間でトレーニングの成果は現れるのですが、それは腹に皮下脂肪が少ない人です。割れた腹を手に入れたいのなら、やはり腹まわりの体脂肪を落とさないといけません」と新田さん。
「ああ、やっぱりね。でも、どこかに救いはないものか」と再度聞いてみると、「低酸素環境下だと、ミトコンドリアがすごく元気になるんです。ミトコンドリアというのは、糖や脂肪を取り込んで、エネルギーを作り出す器官。そこが活性化されていないと、食べた栄養が使われずに、ただ体脂肪になってしまうのです。低酸素下で腹筋を行えば、体脂肪は燃えるわ、筋肉がつくわで、あっという間に割れた腹が手に入れられる、ということになります。理論的にはね」(新田)。
ミトコンドリアは、ある特定のストレスを与えることで活性化されることがわかっている。なかでも、低酸素状態、つまりミトコンドリアを酸欠状態に陥らせるというストレスの活性効果がひと際高いことが、医学的にも明らかになっているのだ。
ということは、低酸素下で腹筋を行わないと、割れた腹を手に入れる道のりは果てしないものとなってしまうのだろうか……。

深部体温(体の内部の温度)を1~2℃上げることが、ミトコンドリアを活性化させる手段として有効です。そのためには、汗をうっすらかく程度の運動強度がベスト。そういう意味で、これから紹介する腹筋が負荷の面からもピッタリ。フルセットを行えば、余裕で深部体温を1~2℃は上げられますよ。これなら、低酸素環境下でなくても、ミトコンドリアが活性化されて、効率よく体脂肪を燃やす効果が得られる可能性が高まります」。これは、とにかく早く腹を割りたいという人に朗報だ!
「ここで紹介する、限界域のスピードで脚を動かす腹筋を繰り返せば、割れた腹筋がうっすらと姿を現すはずです。そうなればしめたもの。ハイアルチに来られない(低酸素下でトレーニングを行えない)という人は、そこに、ジョグやエクササイズウォーク(速足)をプラスすれば、さらにくっきり割れした腹に近づいていくはずです。注意すべきは、心拍数。約120拍/分程度に抑えたペースで行うようにしてください。それ以上になると、深部体温が上がりすぎて、逆にミトコンドリアが不活性になってしまいます」。


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