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由香さんについては、こう評する。
「常にお店のことを考えて動いていますね。僕が決めたことも違うと思ったらどんどん提案してくれるんです。プライベートでもよく食べに来てくれるのも嬉しい」。
オーナーと看板娘
接客には観察力も重要なのだろう。
そんな由香さんに前橋市について聞いてみた。
「うーん、街がすっからかんで空っ風が強いぐらいしか特色はないですね。あ、元旦のニューイヤー駅伝があるか。県庁をスタートして、その辺をウロウロします」。
独特の表現をする人だ。3歳ぐらいのときの家族写真も見せてくれた。
過去写真
由香さん、弟、両親に祖父母。
「お祖父ちゃんとお祖母ちゃんの家は同じ市内だったので、よく遊びに行っていました。『テリー』っていう犬と『チビ』っていう猫と遊んだり」。
テリーとチビは他界したが、現在、実家では「ミッキー」という猫を飼っている。
ミッキー
お気に入りのポジションでくつろぐミッキー。
「私と弟が実家を出たから両親は寂しかったんでしょうね。譲渡会か何かで出会った保護猫を飼い始めたんです。気性が荒くて時々しか実家に行かない私には全然懐いてくれません」。
由香さんの趣味は「食べること」。それもあって、飲食店での勤務歴は10年を超えている。
「最近感動したのは渋谷の『サジヤ』というビストロで食べたお肉。ひっそりとした佇まいのお店なんですが、料理もお酒も大好きです」。
ロースト
「絶品だった」という豚のロースト。
グラフィック系の専門学校を卒業後、アパレル業界に就職。都内の駅ビルで販売員として働いたが、アパレルの接客スタイルが肌に合わず退社。以降は飲食一本となる。
「そういえば、販売員のときにラブレターをもらったことがあります。『ひと目見た瞬間からあなたのことを〜』みたいな。初対面なのにあらかじめ用意した手紙をカバンから出してきたので、ちょっと怖かったです(笑)」。
手紙には携帯アドレスが記されていたが、もちろん連絡はしなかった。


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