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2019.12.15

あそぶ

星野リゾートの新サービスに登場した「OMOレンジャー」は正義の味方か?

ホテル、いかない?●ハイセンスなカプセルホテルや、体験が売りのコンセプトホテル、泊まらずとも特別な時間が過ごせるシティホテルなど、TOKYO 2020に向けて急速に変わりつつある東京のホテル事情。それをチェックしたら、ねぇ、ホテル行かない?
「OMOレンジャー出動!」。
これは子供の戦隊ヒーローの話じゃない。れっきとしたホテルの話なのだ。しかも仕掛けているのは、ラグジュアリーな宿泊施設でお馴染みの星野リゾートだ。
ホテルのフロントは、“チンチン電車”の愛称で親しまれる「都電荒川線」の路面電車で実際に使われていたつり革や看板で装飾されている。
星野リゾートの4番目のホテルブランドとなる「OMO」は、ホテルが建つ街全体を楽しんでもらうというのがコンセプト。東京でそのブランドコンセプトにふさわしいと選ばれたのが「大塚」だ。
無知を承知で言うと、数々の名所や観光スポットがあり余る東京で、なぜ大塚? 大塚ってどんな街だっけ? と、選んだ理由が正直、分からなかった。
だが、ホテルを訪れてみると、そんな無礼を謝りたくなるほど面白い街だった。
かつて大塚は、花街があり、城北一の繁華街と呼ばれていた歴史を持つ。花街と言うと浅草や赤坂、神楽坂などが有名だが、大塚にもしっかりとその趣が残されていた。今でも芸者遊びも楽しめる料理店、ジャズバーやフレンチカンカンのショーが見れるダイニングバー、ドラマにでも出てきそうないい具合に古い居酒屋などが軒を連ねている。都内では珍しくなった路面電車も走っていて、これは子供が喜ぶに違いない。
本当にごめんなさい。すごくいい街でした。
たくさんの魅力に溢れた大塚を案内してくれるのは……?


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