空前の盛り上がりを見せたラグビーW杯日本大会。その表彰式の特別プレゼンターとして、屈強な男たちとともに注目を浴びていたのがランドローバーのディフェンダー新型モデルだ。
1948年に軍用などハードな環境に耐えうるヘビーデューティとして登場以来、ハリボテの鉄板&リベットむき出しの武骨さから愛されつつも2016年に生産終了……。そんな守護神が史上最強の堅牢さ、悪路走破性、そして使い勝手の良さをもってカムバック。
奇しくも’19年は、新型ラングラーを皮切りにGクラス、ジムニーなどの本格オフローダーが揃った年だった。そんな好敵手たちはキープデザイン&ラダーフレームを踏襲し、その“メンツ”を保ったが、ディフェンダーは、愛くるしい未来的な見た目と軽量アルミニウム製モノコックを武器に、同社史上最も頑丈な体躯(従来比ねじり剛性約3倍!)で真っ向勝負。
渡河性能900mm、最大積載量900kg、ルーフ耐荷重300kg、牽引能力は3500kg(数値はすべて欧州仕様車値)というスーパースペックぶりで、まさに“攻撃は最大の防御!”を体現している。横開きのテールゲート、スペアタイヤなどのヘリテージを踏襲する一方、スクリーンに前方180度の景色を投影する“透けるボンネット”を新たに採用。
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