「お洒落であるより、格好良くありたい」と言う種市 暁さんのスタイルに本誌が注目し、“種カジ”と勝手に命名して早数年。いつもパッと見の印象は無造作なのに、なぜか格好いいから不思議。そんな彼の装いの“タネ”をムリヤリ解説してもらう企画。
ーー久々に海でしたか。でも、心なしか都会っぽいですね。
「フリーランスになってから、午前中に海行ってからの打ち合わせとかが増えたんですよ。だから、そのまま街でも通用するサーフスタイル」
ーーこれは誰でもトライしやすそう。タートルネック&スウェットパンツに、ネルシャツをガバッと羽織るだけ。アレ? 手抜きですか?
「ちょっとちょっと。それがタネってことですよ。気軽に誰でも着こなせる。でも、手抜きじゃないですって。シャツを触ってみて」
ーーおー。最高に柔らかい!
「普通のアメカジ風に見せておいて、カシミヤ51%、コットン49%。サーフにもラグジュアリーを、ということね」
ーーいわゆる好配色でもあります。
「それを黒で引き締めて上品。ってだけじゃないんだから」
ーーおー、シャツを脱いじゃった。
「はい、タートルネックはユニクロ! しかもサイズは4XL」
ーー時代性のあるオーバーサイズをユニクロで、とはニクいなぁ。黒アイテムの質感もそれぞれ違います。
「そして、海と街をつなぐのに欠かせないのが車。この空間も大事なのよ。リラックススタイルは窮屈さがないから、ドライブもOK」
ーーしかも、大人サーフが結果、街でもそのまま通用してしまう、と。
「モードに海感を“ひと挿し”。街でサーフなスタイルを楽しみたい人にも、ちょうどいいってわけ」
ーー手抜きどころか完璧!
「サーフスタイルにモードな感性を“ジャッカル”してみました!」
ーー急に、ラグビーネタ!?
「どなたでも、“にわか”に“トライ”できますよ!」
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