チップ計算の仕方は、次のとおり。計算機を立ち上げたら、まず画面を強く押し込んでみよう。すると、「チップ計算」と「パーセント」という選択肢が表示される。ここでは「チップ計算」をタップすればいい。
すると、計算機の「9」の上にあるキーが「TIP」に切り替わる。あとは総額を入力して、この「TIP」ボタンをタップすればよい。チップのパーセンテージは、側面のデジタルクラウンを回して変更できる。その下の人数も同様に、デジタルクラウンで変更可能だ。
例えば、2人で120ドル、18%のチップを割り勘するときは、120と入力したあと、「TIP」ボタンを押し、チップのパーセンテージを18%に指定、人数を2に増やせばよい。暗算ではなかなか難しいが、Apple Watchだと計算は一瞬。合計141.6ドル、チップ込みで1人当たり70.8ドルという数値を、すぐに算出してくれる。
残念ながら、チップのパーセンテージは0%にできないため、日本ではあまり出番がないかもしれないが、本体価格を入力した後、チップを消費税に見立てて10%に指定し、割り勘したい人数を指定するという使い方はできる。単純な割り算のため、あえてTIP機能を使わなくても計算は可能だが、人数の増減による金額の違いをサッと確認したいときには便利だ。
2. Apple Watchでウェブを見る方法
Apple Watchはブラウジングをサポートしているものの、iPhoneやiPadのように、Safariがアプリとして存在しない。ブラウジングは、あくまでメールなどに記載されたリンクを確認するためのもの。会議中や会食中など、iPhoneを堂々と取り出しにくい場面でも、Apple Watchであれば、すきを見てサイトをチェックすることはできる。
サイトの中身を読み込むのは難しいが、ニュースサイトの見出しやランキングをチェックして、トレンドを把握するといった使い方は可能。
Safariがないとはいえ、メールやiMessageのリンクを読み込むことは可能だ。ブックマークに登録してあるサイトをリスト化して、メールやiMessageで自分に送っておけば、必要なサイトだけはすぐに開くことができる。
実際、東洋経済オンラインを開いてみたが、iPhoneに近いレイアウトで表示され、腕を机に置いた状態でも、記事のタイトルは読むことができた。リンクもタップできるため、今、どんな記事が人気なのかも、手元で確認できる。
さすがにそこまでやる人はいないかもしれないが、音声入力を使えば文字入力も可能。東洋経済オンラインで筆者名を検索し、過去の連載を表示することができた。Apple WatchはeSIMを内蔵しており、契約していれば、単体で通話やデータ通信を行える。
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