美咲さんがここでアルバイトを始めたのは「とにかく肉が好きすぎる」から。もちろん、肉以外も好きで店のまかないも元気の源だ。
調理スタッフが以前作ってくれたビーフシチューがけオムライス。
こちらが、その大熊さん(23歳)。「まつエクやったんだ」「1カ月前ですよ」。「彼女の良いところですか? とにかく、よく食べる。まかないも毎回『美味しい美味しい』と言ってくれるので作りがいがありますね」。
豚ホルモンの「コテッチャン」(190円)で締めよう。というか、安すぎないですか?
「美味しいものを安く食べてもらいたいという仕入先のおかげです」。
コテッチャンは色が変わったら食べごろ。最後にご紹介したいのが、謎の0円メニュー。
「今日はいないんですが、店長の岡野さんが面白いことが大好きで、お客さんと一緒に楽しく盛り上がろうという思いから色々工夫しているんです」。
じゃあ、美咲さん「おもしろい話」(0円)をください。「この『岡野裕輔』というメニューは男性限定でお持ち帰りできるっていう内容なんです。実際にやる人はいませんけど、こないだは『ギリギリお持ち帰りされそうになった』と言ってました」。
トイレのメッセージも店長の仕業。レモンサワー、ホルモン、そして看板娘の「おもしろい話」を堪能した。この辺りでお会計をしよう。では、読者へのメッセージをお願いします。
自画像にまつエクはなかった。 【取材協力】元祖ホルモン酒場 赤羽店住所:東京都北区赤羽1-42-2 グリーンキャピタル102電話番号:03-6903-8897https://horumonsakaba-akabane.owst.jp >連載「看板娘という名の愉悦」をもっと読む石原たきび=取材・文