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トップアスリートの常識は、科学的高負荷を利用した超時短トレ

今話題の低酸素トレーニング施設。トップアスリートたちの間でも取り入れている人が多いトレーニング法として知られるが、それを街中で体験できるのが「ハイアルチテュード(高地)スタジオ」(以下、ハイアルチ)だ。「ハイアルチ」のプロデューサー兼コーチである新田幸一さんは、それまで高地に行かなければできなかった高地トレーニングの敷居を、ぐ~んと低くした人物である。
「ハイアルチのメリットは、高山病のリスクがないところです。高地トレーニングは確かに高効率なのですが、気圧の変化から高山病になる人も多いんです。でも、ハイアルチのような常圧低酸素状態なら、酸素は薄いけど、気圧は変わらないので、気圧変化のストレスの影響がまったくない。だから、気持ち悪くなったりせずに高地トレーニングと同等の効果が得られるというわけです」。
 サッカーの日本代表選手をはじめ、最近ではラグビー日本代表の田中史明選手らの名だたるトップアスリートたちがハイアルチに足繁く通っているという。その最大の理由は、時短で筋肉を鍛えられ、心肺機能も高められるところにある。そしてこれこそ、「忙しい、でも体を鍛えたい、でも忙しい、でもカッコいい体を手に入れたい」という40代男性にピッタリではないか!
スタジオ内の壁面には浦和レッズの槙野選手やFC東京の橋本選手など、ハイアルチをトレーニングで活用しているトップアスリートたちの直筆サインも!
 

トレーニング効率化のカギは“ミトコンドリア”

とはいえ、そもそも酸素が薄い場所でのトレーニングがなぜ効率的なのだろうか? 新田さんによれば、カギは“ミトコンドリア”だという。
「酸素が薄い場所にいると、細胞内のミトコンドリアが酸欠状態になる。でも、ミトコンドリアって酸欠状態になると俄然、元気になっちゃうんです。これは医学的に証明されています。その結果、短時間で筋肉や心肺の機能が強化されるのです。また低酸素環境では、遅筋ではなく速筋が優位に鍛えられるので、パフォーマンスアップだけではなく、筋肥大が促進されるという効果もあるんです」。

ミトコンドリアとは、体を動かすためのエネルギーを作り出す器官で、ミトコンドリアが不活性状態になると、細胞の生まれ変わり(新陳代謝)が滞り、肌荒れやシワができるだけではなく、筋肉の発達スピードも遅くなる。そして、そんな状態で筋トレをしても、筋肉が狙い通りに大きくなってくれないのだ。
新田さん曰く、ただただ時間をかけてやるトレーニングには別の落とし穴もあるという。
「長時間のトレーニングは怪我や故障のリスクと隣り合わせ。強靭な肉体をつくるつもりのトレーニングでぎっくり腰……。そんなことになったら、涙ぐましい努力も水の泡になっちゃいます。実際、トップアスリートたちがハイアルチに来て、パパッとトレーニングをする理由のひとつは、長時間トレーニングでのメカニカルトラブルのリスクを避けたいことも大きいですね」。
では、具体的に「ハイアルチ」(低酸素状態)でのトレーニングなら、どの程度の時短トレーニングが実現できるのだろうか?「2時間のトレーニング負荷を30分でかけられます。たとえば、腹筋なら、約25回で100回と同等、いや、それ以上の効果が得られるということです」と新田さん。これはスゴい!
そんな超効率トレーニングスタジオ「ハイアルチ」で“キング・オブ・エクササイズ”と称される「スクワット」を実践! ターゲットは全身だ。


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