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仕事の接待よりも、ずっと大事な「接待」を成功させたい

ここまで、特に子供向けを意識していない店でこそ意味があるという話をしてきた。
しかし、やや矛盾したことを言うようだが「明らかに子供を拒絶している店」にねじ込んで入るようなマネは、まったくもって推奨しない。そもそも子供を連れていけるような店なのか、客層をはじめとした雰囲気などは事前にリサーチしておくべきだ。
それもネットではなく、実際に自分が先に馴染みを入れておければベストである。TPOに合わせることの重要性はオトーチャンズなら理解しているはずだし、これを機に子供にも大人の振る舞いの基本を教えてやってほしいのだ。
そう、これはいわば子供への「接待」。子供ファーストでない店に連れて行って、子供を楽しませるのだ。そして、この接待は相手に恥をかかせないために、普段からキチンとした食事マナーを身につけさせなくてはならなかったりもするから、意外と骨が折れる。ある意味、仕事のお得意さん以上にやりがいのあるミッションであり、ひいてはオトーチャンズ自らの成長にもつながる、重大な“お仕事”なのである。
>連載「オトーチャンズの心得」を最初から読む
宇都宮大洋=文 asacom.=イラスト


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