OCEANS

SHARE

2019.12.29

あそぶ

死ぬまでに行きたい島⑥ 右も左も前も海。世界一のビーチがある「ブラチ島」

死ぬまでに行きたい島の旅●旅先(=非日常)で得るインプットは、男の日常のアウトプットに大きな影響を与える。1981年生まれ、一児の父、オーシャンズ世代ど真ん中のトラベルエディター伊澤慶一さんは、だから今日も旅に出る。連載「度々、旅。」の4シリーズ目は、死ぬまでに一度は行きたい、ヨーロッパの島の旅。
クロアチアの島巡り。今日向かうのは、前回のフヴァル島のお隣「ブラチ島」です。
ブラチ島は美しいビーチだけでなく、地元で生産されたワインやオリーブも美味しく楽しめる。
拠点となる街・スプリットからアドリア海の島々に行く場合、手段は大きく2つあります。ひとつは定期フェリーに乗って片道ごとに乗船券を買う方法。もうひとつは観光用のツアーに日帰り参加として申し込む方法です。
前者は値段も安く、帰りも好きな時間を選べるので、フヴァル島には定期フェリーで遊びに行きましたが、今回はブラチ島往復と島内観光がセットになった観光用のカタマラン船ツアーに参加してきました。
これがカタマラン船。続々と観光客が乗り込んでいきます。
これがカタマラン船。続々と観光客が乗り込んでいきます。
まだ太陽が低い朝のスプリット港を出発し、ブラチ島やその周辺を巡る1日ツアーへ。
まだ太陽が低い朝のスプリット港を出発し、ブラチ島やその周辺を巡る1日ツアーへ。
大きさはフヴァル島よりひと回り大きいほどで、昔から良質な大理石の産地として有名でした。その石材は、スプリットの世界遺産「ディオクレティアヌス宮殿」をはじめ、アメリカの「ホワイトハウス」やトルコの「アヤ・ソフィア寺院」にも使われるほど、品質の良さで知られています。
今回、乗客全員が観光客であるカタマラン船のツアーに参加しましたが、これが大当たり。乗客も乗船クルーもみんな陽気で、出発直後からお酒がふるまわれ、音楽もノリノリ。とても浮かれた雰囲気でスタートしました。

乗客も乗船クルーもみんな陽気で、出発直後からお酒がふるまわれ、音楽もノリノリ。
バスガイド的なアナウンスもノリノリで。
スペインからやって来た陽気なパリピ集団(笑)。
スペインからやって来た陽気なパリピ集団(笑)。船内で全力で歌って踊って楽しそう!
まずはブラチ島近くにある無人島の入り江に到着。目的地のブラチ島へ早く行きたいという、はやる気持ちを抑えつつ……ここではただ停船し、各自飲んだり、日焼けしたり、泳いだりと、チルな時間を過ごします。


先ほどのパリピ集団は、ここでもハイテンション!
入り江で少しだけ泳いだあと、私はひたすらビールと日焼けを楽しみました。
入り江で少しだけ泳いだあと、私はひたすらビールと日焼けを楽しみました。


2/3

次の記事を読み込んでいます。