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家族のペット熱が高まるなかでも反対する勇気を持て

子供が大きくなり手がかからなくなったら、犬猫などのペットを飼うのもいいと事前に考えている夫婦も多いだろう。そこにきて、子供が欲しいとねだり、ママもカワイイねと後押しする。そんなご家庭内のムーブにあらがうのはなかなかに困難である。
しかし、子供のために、子供が最後までちゃんとペットを飼う環境を作るのであれば。オトーチャンズは内心では最終的には世話を背負ってたつという覚悟を固めつつ、家に迎い入れるまでの高い壁となるべきだ。
その壁となるには、まずペットを飼うことの大変さを誰よりも正しく冷静に理解しておかねばならない。
生き物を飼うには思いのほかお金がかかるもの。購入資金、餌代、用具代はすぐにイメージできても、医療費までイメージできているか。
動物の治療は基本的に自由診療である。いざというとき、治療代をみればおそらく家族は目を剥くことになるだろう。高額な治療費というのはペットを飼う上での高い壁のひとつである。
現在はペットの保険も充実している。しかし、加入していなければあとの祭り。その段階になって「飼わなければよかった」なんて後悔が頭をよぎることのないようにしなくてはならない。
もちろん、生き物を飼うことで生じる問題は当然お金のことに限らない。散歩、餌やり、トイレの後始末などなどカワイイだけでは乗り越えられない世話がたくさんある。それすらも楽しんで、ペットに愛を注ぐ心の余裕はあるのか。飼うつもり一辺倒になった家族を、一度冷静にさせる役目は、やはり一家の長としてオトーチャンが負わねばならない。
お店のガラス越し、あるいは他所の人が飼っている動物にちょっと触れるのと、家で四六時中いっしょにいるのとは接触の度合いも異なる。飼い始めたら実は家族の中にアレルギー持ちがいたので、泣く泣く手放すはめになった。そんなケースもそこまで稀なものではないのだ。
ペットを飼うことは楽しく有意義であるが、正しく飼うことはそれでいてなかなか困難なもの。飼うこと自体の判断、その種類・品種の選別に関しては「身の丈に合わせて、きちんと選ぶ」現実的な視点が必要だ。
 

オトーチャンズお得意の視点、「スペック」でペットの特性を見極める

ペットを飼う時は慎重に
こんなに大きくなるとは思わなかった。こんなに餌を食べるとは思わなかった。こんな姿になるとは、こんなに大きな鳴き声だとは、こんなに運動・散歩が必要だとは……。ニオイ、性格、環境適応力の弱さ云々。ペットを持て余す理由でよく耳にするのが、事前の情報不足に起因する「こんなに〇〇だと思わなかった」発言である。
思っていたのと違う。それでもしっかりと面倒を見続け、あらためてペットと愛情で繋がる関係が構築できるならば、子供にとって得難い経験になるだろう。しかし、中には思っていたのと違うだけで飼育を放棄する飼い主もいる。そこまででなくとも、飼い殺しと変わらぬ状態になれば、双方にとっての不幸でしかない。
何事も経験、とはいうがペットの持て余しが子供にとっての価値ある経験になるかどうかはいわずもがなである。一時のときめきだけに流されない、情報を元にした冷徹なまでに客観的な視点があればそんな不幸も起きまい。
そこで輝くのがオトーチャンズの得意技である。
自転車、車、時計にパソコン、スマホにキャンプギアなどなど。どれを選ぶ際も、スペックにこだわり抜いた覚えがあるはず。男とは全長、出力、最高速度、防水性、ランニングコストなどといった「スペック」が大好物な生き物なのだ。
候補となった、あるいは候補になりそうなペットの最大サイズ、必要な運動量、起きがちな病気などの特性、つまりスペックを押さえておくことがスペック好きの特性を活かしたオトーチャンの最初のミッションとなる。
本当に我が家に適切なペットの種類・品種はなにか。現在の家庭状況でちゃんと子供が責任を持って面倒を見れるのかを冷静に分析すべきなのだ。
命ある存在を「スペック」で見ること不道徳に思うだろうか? それよりも、我が子に生き物の命を尊ぶ気持ちを養わせることのほうが大事なはず。当たり前だがこれは、ペットはデータで選べと言ってるわけでも、責任の名の下にお父ちゃんがすべてを決めるべきという振る舞いを勧めているわけでもない。
不適切な選択により、あとになって子供がペットを持て余すようなことにならないための予備知識は持っておけということだ。
その場の勢いで決めたビビビ婚など許さない頑固オヤジの信念を持つべし。身の丈に合わないオーバースペックなペット飼育は、いずれ子供かペット、おそらくはその双方を傷つけることになるのだから。


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