OCEANS

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2019.11.15

ライフ

ペットはいいものだ。ただし、飼う前は“頑固オヤジ”に徹するべし!

連載「オトーチャンズの心得:小学校編」
オレが楽しいと家族も楽しい!をモットーに生きる「O父CHANS(オトーチャンズ)」。可愛い我が子も小学生になれば頼もしくも生意気になり、親の責任は増すばかり。さらに昭和に生まれ令和のオヤジになる我々には、己の見知る父親像からの脱却が求められている。絶賛パパ奮闘中の人に届けたい!

オトーチャンズは「カワイイ」で判断する役になってはいけない。

犬を欲しがる子供
――想像してみよう。
休みの日に通りすがったペットショップのウィンドウに張り付く我が子の姿を。
その視線はフワフワとした毛につつまれた1匹の小さな命に注がれ、いつになく可愛らしくも真に迫った顔で訴えかけてくるのだ。
「カワイイ。飼いたい、絶対に世話するから」と。
偶然が重なった一期一会の出会い、父親として無駄にはさせまい。
――その思い、プライスレス――
いや、ちょっと待て。
自身が愛情を一方的に受けるだけであった子供が、“カワイイ”と思える存在を見つけ、守りたい、世話したいと思う欲求は確かに、ほかの何物にも代えがたい。
結論を先に言うと、オトーチャンは子供のペット飼育については後押しする存在でいてほしい。ペットを飼うということが、子供にとって得難い経験となるのは説明するまでもないからである。
しかし、一方でその経験を本当に意味あるものとさせるため、オトーチャンズには「カワイイ」に左右されることのない、つまらない役回りを担ってほしいと考える。


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