>連載「オッサンIT化計画」を読むオフィスワークに励む男たちにとって“3種の神器”ともいえる「ワード」、「エクセル」、「パワーポイント」。それらすべての機能を統合したマイクロソフト公式の新アプリ「Office」が、スマートフォン版で登場した。
プレビュー版を試用したところビジネスはもちろん、それ以外の用途でも重宝しそうな機能が盛り込まれていることが発覚。ITツールの最前線をチェックしておきたい男たちのために、スマホ版「Office」の“見どころ”を、正式版の公開前に紹介しよう。
3つのアプリが統合され、ファイルの扱いがよりシームレスに
マイクロソフト社の「ワード」、「エクセル」、「パワーポイント」といえば、ビジネスマンなら、使ったことがない人を探すほうが難しいくらいメジャーなアプリ。PC版だけでなく、移動中でも手軽に書類のチェックができるツールとして、スマホ版を活用している人も多いだろう。
今回紹介するのは、米マイクロソフトが2019年11月4日(現地時間)に発表したばかりの、その名も「Office」という新アプリだ。名前のとおり、これまでは別々のアプリとなっていた「ワード」、「エクセル」、「パワーポイント」をひとつに統合することで、使い勝手の大幅な向上を実現させたという。
機能統合という点でいえば、実際に触ってみて、もっとも便利になったと感じたのはファイルの扱い方だ。種類を問わず「ホーム」画面で、保存されているすべてのオフィス文書が参照できるので、目的のファイルを効率よく探すことが可能になっている。オンラインストレージ「One Drive」を使っているなら、もちろんOne Drive内の文書もPC版のOfficeアプリに近い感覚で操作できる。
会社のPCで作成しOne Driveに保存した書類を、出先でサッと確認や編集したい場合には個別のアプリを操作するよりも、統合された「Office」を使ったほうが、より素早く作業を終えることができるだろう。
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