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30mens / 30days SNAP 〜春アウター着回し...
写真を見比べればわかるように、たとえば時計(文字盤)が表示されている場合、一定時間が経過すると画面が暗くなるものの、文字盤の表示が消えることはない。
アップルウォッチを使ったことがない人には、今ひとつピンと来ないかもしれないが、これはかなり大きな進化といえる。
これまでのシリーズでは、画面が消えるたびに画面や竜頭を押すなどの操作をしなければ時間を確認することもできなかった。たとえば自動車の運転中などでは、アップルウォッチが「ただのリストバンド」状態になってしまっていたのだ。
これが、実用性だけではなくファッション性にも大きな影響を及ぼしていたのは言うまでもないこと。つまり、文字盤が常時表示になることでアップルウォッチは、より装身具としての「腕時計」に近い存在になったというわけなのである。
ファッションアイテムのひとつという点では、バンドのバリエーションが豊富に用意されているのも見逃せないところだ。
これまでは、基本的に本体と同一色のバンドが付属となっていたが、シリーズ5では組み合わせが自由に。「Apple Watch Studio」という特設ページが存在し、好きなスタイルを追求できる。
着脱が容易な仕様になので、運動をする際にはラバー系、オンタイムにはレザーやステンレススチールというように、TPOにあわせて複数用意してもよいだろう。
常時表示による“リスク”を回避する工夫がこらされている点も見逃せない。メールやスケジュールの内容などが画面上で確認できるのは従来通りだが、「シリーズ5」では一定時間が経過した場合などには、時刻表示を残したまま、画面の内容を隠す機能が追加された。
こちらは、特に電車移動の際などに有難い機能だろう。混雑する電車内でメールを確認する場合でも、周囲に内容を見られてしまう心配が少なくなる。さらに、会議中に受信したメッセージを相手に見られないよう、配慮されるのもうれしい。
隙間時間を効率よく使いたい、相手に余計な気を遣わせたくないという、クレバーなビジネスパーソンにも役立つはずだ。