連載「オトーチャンズの心得:小学校編」オレが楽しいと家族も楽しい!をモットーに生きる「
O父CHANS(オトーチャンズ)」。可愛い我が子も小学生になれば頼もしくも生意気になり、親の責任は増すばかり。さらに昭和に生まれ令和のオヤジになる我々には、己の見知る父親像からの脱却が求められている。絶賛パパ奮闘中の人に届けたい!
ご家庭内のよろず危ない担当します。
それがオトーチャンズの使命!
――火を自在に扱えること。そして道具、とりわけ刃物が扱えることこそがヒトと動物とを違える線引きである。――などと大げさな入り方をしてみたが、さてこれをご覧のオトーチャンズは刃物や火といった“危険なブツ”の扱いを我が子に習得させることについて、どういう考えをお持ちだろうか?
包丁を使わない、電子レンジだけで完成する。そんな料理レシピがもてはやされる今時であっても、刃物や火をちゃんと扱えるかどうかは最低限の生活スキル、常識であることに異論はないはず。
しかし、同じ「常識」であってもほかの生活マナーなどとは違って危険が伴うため、ついおざなり、後回しにされがちな面は否めないだろう。
可愛い子供に、わざわざ危険を伴うスキルを教えるべきは誰なのか。
考えるまでもないだろう。あるときは家庭内の高所作業員、あるときは害虫退治の決死隊。普段からそんな都合の良い「家庭内のよろず危険担当」オトーチャンズだからこそ、買って出るべき役回りなのだ。
では、そのタイミングはいつか。「もっと大きくなってから」などと、あまり後回しにするのは考えもの。事が事だけに子供任せにできるわけもなし、文字通り手取り足とり教えるにはそれを素直に受け入れてくれる時期を逃すことはできない。
これは自分の子供時代を思い出せばわかるはず。小学校高学年ともなれば反抗期に突入し、親のいうことに素直に耳を貸すこともなくなるなるわけで。
本人の適性を見極めること、低年齢であるほどに丁寧なケアを心がける必要はあるものの、2〜3年生ぐらいであれば早すぎるということもないだろう。
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