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Q02. 今では一般的な合成インディゴ染料を開発した国は?

答え【C】ドイツ

小林 初級編でも藍染めについては触れましたね。なかでも、植物由来のものから抽出した液体に素手で漬け込んで酸化させる方法を“天然染め”といいますが、今ではより効率的に染めることのできる合成インディゴを採用しているところが大半です。
合成インディゴが生まれたのは1890年代。ドイツにある老舗薬局のバイエルンが開発しました。その完成度といったら、組成を化学的に調べても天然インディゴとまったく遜色ないほどで、見分けることもほぼ不可能なほどだったんですね。
それが100年以上前に、ヨーロッパで生まれていることに驚きますよね。


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