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健康は日常生活で作れる! 専門家からのティップス

教えてくれるのは……
知念さん【アドバイザー】知念 穣さん
東京プロポーションラボのチーフ・トレーニング・オフィサー。国立スポーツ科学センターで、トップアスリートに対するトレーニング指導に携わった経験も持つ。現在はメディカルとトレーニングの医科学的なエビデンスと独自のノウハウを駆使して、パーソナルトレーニングを指導している。
 
「普段持ち歩くカバンを筋トレアイテムに活用するなんて、素晴らしい発想ですね!(笑)。
こちらの肘にバッグを掛けて持つ仕草、その状態をキープする限りにおいては腕のトレーニングにおいて非常に効果的です。 常に姿勢を保持することは、「アイソメトリックトレーニング」といって、筋肉の長さを変えずに鍛えるトレーニングとして知られています。ここでいうバッグの肘掛けスタイルもまさにそれにあたり、実は知らずのうちに筋肉に適切な負荷をかけ続けてくれている姿勢なんです。また、肘の曲げ伸ばしの動作が入ることによって上腕二頭筋にはより適切な負荷がかかりますね。以前オフ男も、片足立ちトレーニングで取り入れていましたね。
この「肘掛けスタイル」の際、上腕筋と上腕二頭筋の鍛え方は若干異なります。その違いは、親指を上向きにするのか、手のひら側を上向きにするのか。親指を上向き(グッドサイン)にして持つ際は上腕筋、手のひら側を上向きにして持つ際は上腕二頭筋にアプローチができます。ただ肘にバッグを掛けてこれらを意識するだけなので、40代男性にとっては取り組みやすいですよ!
女性のバッグを持って両手で行うトレーニングも効果抜群ですが、いつも傍らに女性がいるわけではないですよね。そこで、自身のビジネスバッグやリュックひとつだけでもできる、ひとりスタイルのバッグトレーニングもいくつかご紹介します!」。


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