なんだか窮屈なグレーゾーンの会話
●パートナー以外の異性とのLINEのやり取りはどんな内容ですか?
・「デートの約束」(男性・45歳)
・「会いたい、などの会話」(男性・43歳)
・「相手の子供の写真」(女性・45歳)
・「夫婦間や親のことに関する相談」(男性・43歳)
わかりやすく、イケない関係にある者同士の会話である。現在のパートナーでは解消出来ない悩みが少なからず増えていく過程で、別の異性が心に拠り所になっていくという、ありがちな心境変化が想像できる。
・「仕事の話」(男性・41歳)
・「複数人でどこかに遊びに行くこと」(男性・41歳)
・「お誕生日おめでとう、とかです」(男性・45歳)
・「月イチくらいで、近況を数行のメッセージで伝える程度」(男性・45歳)
友達以上、恋人未満の関係の相手との会話はこんな感じ、らしい。仕事の話なら、別に隠す必要もない気がするが、相手への配慮と考えれば、まあ聞こえはいい。とはいえ、「お誕生日おめでとう」なんて、相手に特別な気持ちがなければ、わざわざタイムリーに伝える必要もないだろう。それに、月イチで近況を伝えあう関係って、一体どんな間柄だよ、とツッコミたくもなる。
ちなみに、冒頭のアンケートで“いる”と答えた人を男女別の内訳でみると、男性が25%に対し、女性はたったの5%。男の方が、コソコソしがちなのである。
むしろ女性は堂々と異性とのコミュニケーションを楽しんでいる。とまでは言い切れないが、“いない”と答えた属性の中にも、秘密にしていないだけで、特定の異性とやり取りしている人は少なからずいるのかもしれない。
中途半端な態度やウソは、遅かれ早かれ見抜かれてしまう時代である。秘密にしているつもりでも、相手はとっくに気づいているのかもしれない。
アイリサーチ=アンケート協力