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P=ピレネックス
ダウンブランド最後の大物。その正体は……

1859年に羽毛を生産するメーカーとしてフランスで創業し、1960年代から本格的にダウンウェアの製造をスタートさせたピレネックス。ヨーロッパでは超有名な老舗ダウンブランドだが、日本への上陸は2016年とつい最近だ。
ダウンジャケット各6万5000円/ピレネックス(CSケーススタディ新宿髙島屋 03-5361-1826)
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ピレネックスは当初、ダウンファクトリーとして多くのアパレルブランドとタッグを組みながら生産技術を習得。その経験値を反映したプロダクトは、厳しい冬を洒落心とともに過ごすパリジャンの心を掴み、現在ではフランスを代表するダウンブランドへと成長を遂げた。
充填するダウンそのものの生産からウェアの製造までを一貫して自社工場で管理しているのも世界的に珍しく、ピレネックスの大きな強みとなっている。
創業地のフランス、ピレネー山脈の麓の街であるサン・セベは、フォアグラの産地として有名。ピレネックス社は創業当時から、地域で多く飼育されていたガチョウや鴨などの毛を用い、寝具類の生産を行っていた。
今季、CSケーススタディに並ぶ「ヴィンテージ ミシック」というモデルは、ピレネックス創業160周年を記念して過去のアーカイブより復刻したヴィンテージモデル。
最高級のフレンチダウンをふんだんに充填して保温性を確保しつつ、ラグランスリーブで動きやすくなっているのがポイントだ。シルエットもより現代的にアップデートすることで、街着として着こなしやすくなっている。
また、豊富なカラバリにも注目で、ここでは2色の着こなしのケーススタディを。
オレンジを選べば……
グレーのスウェットにクラシックなチノとスニーカー。ともすれば野暮ったく見える着こなしも、ダウンジャケットのビビッドなオレンジがそれを回避。シンプルなシティアウトドアのお手本的スタイルだ。ダウンジャケット6万5000円/ピレネックス、スウェット3万円/MSGM、パンツ2万6000円/ナンバーエム、スニーカー1万9800円/プロダクションオブファウンド(すべてCSケーススタディ新宿髙島屋 03-5361-1826)
ビビッドカラーのシャイニーな表地は、あらゆる着こなしを華やかに彩ってくれること間違いなし。左腕部分にあしらった大きな旧ロゴのワッペンも、着こなしのアクセントになってくれる。
ブラックを選べば……
ピレネックスのダウンを主役に、全身モノトーンでまとめた都会派ダウンスタイル。同色でも着こなしに変化を生むピレネックスの光沢のある表地とボリューム感は、シンプルながら存在感のある装いを可能にしてくれる。ダウンジャケット6万5000円/ピレネックス、パンツ2万9000円/ベルウィッチ(すべてCSケーススタディ新宿髙島屋 03-5361-1826)
ダークからポップなものまで、カラバリ豊富なピレネックス。今冬は「ピレネックスの色ち“買い”」という選択肢も、視野に入れて良いかもしれない。
 
かくして、CSケーススタディから提示されたダウンの「TPP」問題。日に日に寒くなる昨今、解答期限に猶予はない。
しかし、どのブランドを選んだとしても、我々の身体と冬のオシャレをHOTにしてくれることは間違いなさそうだ。
CSケーススタディの新作を一気にチェック!
紹介したタトラス、プルメ、ピレネックスのダウンをはじめ、CSケーススタディの今冬の全ラインナップを一気に見るならコチラをチェック
CSケーススタディのショップスタッフをモデルに起用し、より等身大なスタイルの参考になるコーディネイトが満載だ。ダウンに合わせるインナーやパンツも、たくさんスタディ(勉強)できるはず。

www.takashimaya.co.jp

 
[問い合わせ]
CSケーススタディ新宿髙島屋
03-5361-1826

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清水健吾=写真 川田真梨子=スタイリング 小林雄美=ヘアメイク オオサワ系=文
※表示価格は消費税を含まない本体価格です。

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