細身な服=きれいめ。そんな方程式が常識だった世を生きた大人にとって、「ユルいきれいめ」な服は歓天喜地、まさにカラダも心も喜ぶ思いだろう。
骨太、アジ出し、馴染むまでは我慢。そんなアメカジの常識が変わってきた。そのアイコニックなスタイルはそのままに、力が抜けて、もっと洗練されたスタンダード。なるほど、こりゃいい。
「ビームス プラス」のフィールドジャケット
映画『タクシードライバー』のデ・ニーロも着てた、アメリカのタフガイのユニフォーム。それをシャープな黒に置き換えたら、大人との距離がもっと縮まった。
素材は国産テキスタイルメーカーの雄、小松マテーレ謹製のナイロン。エポーレットの付かない、初期型モデルが元ネタだ。
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