健康は日常生活で作れる! 専門家からのティップス
教えてくれるのは……
【アドバイザー】知念 穣さん東京プロポーションラボのチーフ・トレーニング・オフィサー。国立スポーツ科学センターで、トップアスリートに対するトレーニング指導に携わった経験も持つ。現在はメディカルとトレーニングの医科学的なエビデンスと独自のノウハウを駆使して、パーソナルトレーニングを指導している。
「階段を下りるときこそ筋肉を意識してトレーニング。オフ男がこの有効さを知っているとは、さすがのひと言ですね!
オフ男が言うとおり、階段トレーニングは上る運動をイメージしがちですが、臀部や大腿部をうまく使って階段を上がる場合、やはり強度が高くなってしまいます。また、心肺機能の問題や筋持久力の問題で身体がついていかないということがあるんです。
しかし階段を下りる際には、重力に逆らって身体を持ち上げていく動作がないぶん、身体の負担もやや軽い状態で行えます。運動不足の40代男性にとっては非常に取り組みやすいトレーニングなんです。
また、下り階段によるエキセントリック運動の筋肉の伸びは、筋肉に対するアプローチ・筋意識を持ちやすいので、効いている感覚も得られやすいと思います。オフ男の『階段下りスタイル』のように、下半身の筋意識を持ちながら身体をコントロールしトレーニングしていくだけで、かなり質の高いトレーニングをすることができるんですよ!
ではここで、正しい『階段下りスタイル』の姿勢をお教えしますので、ぜひ参考にしてください」。
「姿勢は、ややお辞儀しているような格好をキープ」。
「その状態から、ゆっくりと足を着地させるイメージです」。
「足元は、つま先からではなく足裏全体で着地することを心がけましょう。つま先とかかとの間の部分を意識して踏み込んでいくと、お尻に効く感覚を持ちやすいですよ」。
「棒立ちの状態で、つま先重心で下りるのはNG。太ももの前ばかりに負担がかかるのに伴い、膝への負担も大きくなってしまいます。なるべく股関節やお尻をしっかりと意識して使っていくことがポイントです!」。
連載「糖質オフ男」一覧へ糖質オフ男カラダの曲がり角といわれる「37.5歳」、もう若い頃のような食生活ではいられない。格好良くいたいのであれば、生活に「糖質オフ」を取り入れることが肝心だ。そんな中、一風変わった”糖質制限生活”を送る男がいた。その名も、糖質オフ男。ストイックなダイエットでも筋トレでもなく、独自の糖質制限法でスマートにカラダをキープしていく、アラフォービジネスマン・糖質オフ男の哲学を紹介していこう。
上に戻る 【取材協力】東京プロポーションラボ住所:東京都渋谷区猿楽町7-1電話:03-6455-3666 www.tpl.tokyo島崎昭光=文 波打ベロ子=イラスト