印象的な対局を聞くと、2015年の「姫ロン杯 麻雀ブル エンプレストーナメント」の決勝戦。
「役は南のみ、300/500。これで優勝を決めました。写真は和了(あが)り牌を待っている瞬間です」。
ところで、雀卓はどこにあるんですか?
「キョロキョロ探すお客さんもいますが、うちは麻雀好きが集まるバー。実際にプレイするわけじゃないんです」。
「一番好きな役は?」という質問の回答に痺れた。「それ、よく聞かれますが困っちゃうんですよね。プロなので、その時々に和了れる役がベスト。逆に言えば全部好きです」。
麻雀漬けの生活を送るゆうりさんに素朴な疑問をぶつけてみた。麻雀って要は確率のゲームじゃないですか。将棋や囲碁みたいに人間がAIに勝てなくなる可能性はありますか?
回答にこれまた痺れた。「プロの対局では確率通りに打つと絶対負けるんです。人間もAIもパーフェクトなプレイはできません。知れば知るほど奥が深いゲームだなあと思います」。
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