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参考にしてみる?「洗い方の流儀」

水だけで洗う。バスタブで体と一緒に洗う、そもそも洗わない……。“育ち”に直結するデニムの洗濯には、多くの流儀がある。それこそ現代の子育てのように。なかでもリジッドに一家言を持つA.P.C.の見解が面白い。
曰く、洗い方の傾向は4種類に分けられる。できる限り洗わない“過激主義”は、初回はドライクリーニングで、2回目以降は濃縮洗剤を少量混ぜた水で1時間ほど漬け置き、すすいだ後にバスタオルで包んで干すという。
同じく濃縮洗剤を使う“セミ過激主義”、脱水なしの“洗濯機”、さらにはデニムをはいたまま海に入り、砂でこすって太陽光で乾かす“海水”と続いていく。その分析、まるで哲学者のごとし。それだけ深いデニムの世界、やっぱ戻りたくなるでしょ?
 
鈴木泰之=写真(静物・取材) 菊池陽之介=スタイリング 髙村将司、川瀬拓郎、いくら直幸、増山直樹=文


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