細身な服=きれいめ。そんな方程式が常識だった世を生きた大人にとって、「ユルいきれいめ」な服は歓天喜地、まさにカラダも心も喜ぶ思いだろう。
生地からつくるこだわり派に、古着ツウの有識者、ストリートもモードも網羅した目利きまで。出自もアプローチも違えど、人気の国産ブランドはみんなユルくきれいが共通項に。その具体例をここで。
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数々の名店に携わってきた南貴之さんがディレクターを務めるブランド。人と服の間に空気を挟むようなシルエットやボリューム感で、着る人の存在感が引き立つ男性服づくりを一貫して行なう。
膨大な洋服を見てきた南さんが私的定番だと言い切るそのラインナップは、世の大人のニーズも的確に満たしてくれるものばかり。そのセンスの良さと着心地の良さ、高い実用性はデザイナーやアートディレクターといった人々に愛用者が多いことからも見て取れる。
着用したのはこれ!フランスのワークパンツを基にデザインされたコックパンツと、アンコン仕立ての3Bジャケットのセットアップ。毛羽を処理したウール地を使用していて、着たときのゆとりとドレープ感の上品さ、美しさはこのとおり。
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