MTBの基礎テクニック②:ブレーキング
――なんとか感覚はつかめてきました! 次は何を?大事故防止のためには欠かせない、ブレーキです。
――ただ握ればいい、というわけではないんですね。大抵の場合、ブレーキは利き手の方が強くなりがち。MTBのブレーキはディスク式だから利きが良すぎる。初めて乗る方だと、右手の前輪ブレーキが利いて後輪が浮き上がったり、後輪ブレーキが利いてドリフトしてしまったり、危険な場合が多いんです。
前輪のブレーキが利きすぎると、前につんのめってしまう。街中のロードバイクなどでもときどき見る危険な状態だ。 ――なるほど。ブレーキに力がかかりすぎないよう、人差し指一本で操作します。左右のバランスは、まずは5:5をイメージしてください。
竹刀を握るように、小指から順に握りこむのがコツ。 ――「まずは」ということは、状況により左右のバランスを変える?はい。下りの傾斜がキツいときのブレーキでは、7:3程度に前輪ブレーキ(右ブレーキ)を強くします。加重を前輪にかけたいので。
――平坦なら後輪ブレーキを強くしても?はい、大丈夫です。ただ気をつけたいのは、どちらにしても優しいブレーキングが必要、ということ。ブレーキでタイヤがロックされると滑ります。また、激しいブレーキをおこなうと、地面が掘られて後続車が危ないですし、雨にさらされると、その部分が水の通り道になり、陥没してしまいます。
【「ブレーキング」のためのプラスワン講座】
スピードをつけたあとの急ブレーキ
スピードを出したあと、優しくブレーキをかけながら、腰を後輪の上まで引く練習。難しそうに見えるが、重心が取れるようになっていると、思いのほか、うまく行うことができる。 4/5