写真を見ているうちに、またお腹が空いてきた。黒ホッピーセット(450円)、茄子の煮浸し(300円)、数の子わさび(320円)を追加注文。
ナカはキンミヤ焼酎の自家製シャリキンである。
さて、仕切り直し。恵梨華さんは20歳になったばかりで、お酒に関しては初心者だ。従って、以下のようなやり取りも見られる。
「景虎入りました〜」と言いながらお猪口を持って2階に上がろうとする。それを見た厨房スタッフが「景虎は冷やだからグラスね」。「はい、わかりました」。
あ、お猪口は熱燗か。恵梨華さんはスタッフからの指示にも客からのオーダーにも「はい、わかりました」と返す。安い。美味い。フレッシュな看板娘がいる。それにしてもいい店だ。
「大声ダイヤモンド」はお控えください。この日は今日が初出勤だというアルバイトがいた。恵梨華さんは健気に指導している。
私も不慣れですが……。馬刺酒場を満喫したところでお会計。最後に読者へのメッセージをお願いします。
馬がかわいい。 【取材協力】大衆酒場 ツネキチ住所:神奈川県川崎市中原区木月2-5-11電話番号:044-434-3088>連載「看板娘という名の愉悦」をもっと読む石原たきび=取材・文