OCEANS

SHARE

変わらない“モノサシ”が必要

USでは1950年代〜90年代後半まで、幅広い年代のアメリカの古着を取り揃え、今のシーンに即したアメカジの着こなし方も提案している。それが今、当時のことを知らない今の若い子たちにも支持されているという。

アメリカンカルチャーを大きな木の太い幹だとすれば、それは新しく芽生えた枝や葉と言えるかもしれない。



「時代とともにファッションが移りゆくのは必然です。“今”の気分に即した提案ができないと、お客さんに喜んでもらえない。しかし一方で、自分たちが提案するアイテムが、本当に元の幹から繋がっているのか? を問い続ける変わらないモノサシも必要なんです」。

植村さんには、それを見極める揺るぎないモノサシがある。それは小学生の頃からアメリカンカルチャーを追い続けてきた彼だけのモノサシ。

「昔ながらのアメカジがバカ売れする時代はもう来ないかもしれません。でも、自分のなかで変えられないこと、変えちゃいけないことはある。コイツに乗ってると、エルカミーノみたいな服を仕入れたくなるというか(笑) 」。



植村さんの土台には、エルカミーノが人気だった時代のアメリカ西海岸の空気がある。

15年間、環境や時代が変わるなかで変わらず乗り続けるエルカミーノは、彼の大切なモノサシを失くさないために、必要なアイテムなのかもしれない。



鳥居健次郎=写真 籠島康弘=取材・文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。