>連載「オッサンIT化計画」を読む決済サービス「LINE Pay」を筆頭に、この1年間だけでもサービスの幅を大きく広げているLINE株式会社。2019年9月初頭には、なんと無料カーナビアプリ「LINEカーナビ」(
iOS/
Android)の提供を開始した。
カーナビアプリとしては、知名度的に
Googleマップや
Yahoo!カーナビにも匹敵する“超大物”登場といったところだが、その実力はどれほどのものなのか? 執筆時点で最新となるバージョン1.03で使い勝手を試してみた。
カーナビアプリ「ビッグ3」に挑むLINEの勝算はどこに?
常に最新の地図が無料で使える、車に乗る前に設定を済ませられるなどのメリットから、大きくシェアを伸ばしているスマートフォンのカーナビアプリ。ドライバーなら、使ったことがない人のほうが少ないかもしれない。
特に
Googleマップ、
Yahoo!カーナビ、そして
カーナビタイムは知名度やシェアにおいて、文字通り国内の“ビッグ3”といったところ。初めてカーナビアプリを使う人なら高確率でそのいずれかを選ぶだろうし、すでに使い慣れている人が、敢えて別のアプリに乗り換える可能性も低いといえる。
そうした観点からすれば、今回登場したLINEカーナビは、いわばビッグ3に挑む果敢なチャレンジャー。コミュニケーションアプリで知られるLINEとカーナビの組み合わせに、いまひとつピンと来ない人も多いと思うのだが、ビッグ3に挑む以上は、なんらかの“強み”を用意しているに違いない……。
……なんて、大仰なイントロデュースをしてしまったが、実際に使ってみれば、その答えは実に簡単。一言でまとめれば、LINEカーナビ最大の強みは、後述するようにLINEが得意とする“コミュニケーション”関連機能にあった。
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