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“GL”とはメルセデス・ベンツがSUVに関する名称で、その後ろにつくCやSは車格を示している。
ハンドルを握ったのは3Lガソリンの直列6気筒エンジンに、電気モーターがアシストする450 4MATICスポーツ。車重は約2.4tもあるが、アクセルをひと踏みすると、そんなに重いことをすぐに忘れてしまうくらい力強く加速する。
それどころかこちらの意のままに、とはいえスポーツカーみたいにシャープすぎず、かといってミニバンのようにだるくなく、それこそEクラスセダンを操っているかのように、気持ちよく姿勢を変えてくれる。
乗り心地は極上のひと言。車体自体の基本性能の高さもさることながら、微細に車両をコントロールしてくれるエアスプリングと電子制御ダンパーなど、各種の最新デバイスがドライバーの知らないところで、0.1コンマ秒単位で働いてくれているからだろう。静粛性も高いため、ドライブ中は後ろに座った家族ともしっかり会話できるし、お気に入りの音楽を家のリビング並みに堪能できる。

いわゆる自動ブレーキをはじめとした先進安全システムは、安全性を高めるだけでなく、ドライバーが本来行うところを半自動化でサポートしてくれるから、長距離を走っても疲れにくかった。


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