アウトドアではない街への旅だったら、やはりトロリーは楽である。帰りの荷物が増えたとしても、手持ちのバッグなどは引っ掛けて運べばいい。疲れを残さず日常へ。そしてまたいつか、旅に出よう。
ビジネスでの“使える”=小旅行での“使える”だった
バッグ1910182
H56×W35.5×D23cm 10万円/トゥミ 0120-006-267
メインコンパートメント、フロントパネルそれぞれのジッパーをまとめてロック。安心・安全な週末旅行を約束してくれるディテールといえよう。
USBポート付き。飛行機や列車の待ち時間にスマートに充電できるのがうれしい。充電器は付属していないので自前のものを携行されたし。
フロントパネルからもメインコンパートメントへのアクセスが可能。思い立ったときに簡単に荷物の出し入れができるというわけ。
マチは約5cm拡張できるので土産が増えても安心。ただし拡張した場合は航空機の機内持ち込みが不可のサイズとなるのでご注意を。
世界中のビジネスパーソンが愛用するトゥミの「アルファ 3」コレクション。そのなかから、週末の小旅行にもぴったりのトロリーをピックアップした。スマートな出で立ちにして高い耐久性と充実の機能を誇るモデルだ。
それでは、7ブランドの使えるトロリーをチェックしていこう。
□モンブラン
ポリカーボネイト製ボディにレザートリミング。男らしさとラグジュアリーな雰囲気を兼ね備えた、独特の素材使いが魅力だ。安全・安心なTSAロック、滑らかな動きを実現したボールベアリングホイール、何かと便利なフロントポケット付きと、機能面も完璧。
□ズーカ
「座れるトロリー」として有名なカリフォルニア生まれのズーカ。耐荷重は136kgを誇る。飛行機も列車もバスも、座ってのんびり待つのがいいよね。
□リモワ
ポリカーボネイト製のボディをアルミニウム×マグネシウムの合金フレームで支える構造。つまりは軽量かつ強靭な、ウィークエンドトリップに打ってつけの傑作トロリーなのである。
□バートン
マガジンスリーブや小物用ジップポケットなど、“外側収納”の充実がうれしい軽量トロリー。荷物が少なければサイドの圧縮ストラップを締め込む。よりコンパクトになり、軽快に持ち運ぶことができるというわけ。
□グローブ・トロッター
特殊な紙を何層にも重ねた「ヴァルカン・ファイバー」製のボディで有名な、グローブ・トロッターの新作。レトロな雰囲気で旅したいというのならこの一択だ。
□リカルド・ビバリーヒルズ
航空機にも使用されるという高品質なアルミニウムをボディ&フレームに使用。ボディのコーナーには衝撃から荷物を守るためのパッドが取り付けられている。このうえなく頑健なトロリーなのだ。
□ビクトリノックス
重量2.35kg。この相棒の軽さを知ってしまったら、二度と別れることはできないはず。背面にはポケットが付く。ランニングシューズや濡れモノの収納にぜひ。
場所をとるトロリー。発想の転換でその宿命を変える自転車のインナーチューブをフレームとし、使わないときは空気を抜いて折り畳むことができるという画期的なトロリー。もちろんホイールも取り外し可能だ。
高橋絵里奈=写真 石黒亮一=スタイリング 加瀬友重=編集・文