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世界でいちばん売れてるEV。リーフの登場で世の中が大きく変化
2010年に世界初の量産EVとしてデビューした日産 リーフ。初代はある意味で名車だった。電力や充電はどうするのかという課題を考えるきっかけとなったからだ。そしてショッピングモールや高級ホテルに急速充電器が設置されたり、大手デベロッパーと電機メーカーが手を組んでマンションに充電器を設置する動きにもつながった。
’11年の東日本大震災ではリーフに蓄えた電力を公共施設に供給するなど、従来の車とは異なる可能性があることもわかった。だが、同時に使用済みバッテリーをどうするか?という新たな問題が生まれたが、日産は福島県にEV用バッテリーの再生工場を新設することで対応した。
’17年、リーフは2代目へと移行。今年は航続距離がWLTCモードで458kmとパワーアップしたリーフ e+が加わった。日産の担当者によれば「一度リーフに乗ると、エンジン車には戻れない」とのことだけど、最新モデルに乗るとその言葉にウソはないとわかる。
鋭い出足はスポーツカーも顔負けで、おまけに静かで振動もない。しかも回転を上げることでパワーを絞り出すエンジンとは異なり、モーターは電流が流れた瞬間に最大の力を発揮するから、アクセル操作に対するレスポンスがケタ違いに速い。EVは環境だけでなく、ファン・トゥ・ドライブの面でも新たな可能性があるのだ。
パソコンもスマホも世界に遅れをとってしまった日本において、リーフの存在は、とても大きな意味を持つのだ。
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