サステイナブルという言葉を小難しく考える必要はこれっぽっちもない。ただ、いつものブランドを選べばいいのだ。なぜなら今シーズンはファッション業界のサステイナブルな取り組みが当たり前になりつつあって、それが見た目にも男心をくすぐるセンスのいいモノばかりだからだ。
楽しく、自分らしく社会貢献ができるなんて、最高の贅沢じゃないか!
PRADA プラダ
再生ナイロン、エコニールのバッグ
2021年末までに使用するすべてのナイロン素材を、無限にリサイクルが可能な再生ナイロン繊維エコニールに転換することを掲げた新プロジェクト
「Re-Nylon」を発表したプラダ。このボストンバッグはその第1弾のひとつで、これを皮切りに数々の傑作ナイロンバッグが新素材を纏って店頭に並ぶ。まさに歴史を変える取り組みなのだ。
ETRO エトロ
廃棄ペットボトルを再利用したダウン
国連が提唱する世界海洋デー(毎年6月8日)を記念して発表されたダウンジャケットの名は、フォー・ジ・オーシャン。なんと1着当たりに、廃棄された約120本分のペットボトルを原材料としたポリエステル糸が使用されている。
100%イタリア製という確かな仕立てながら、表地のシェルと裏地、中綿、ラベルにいたるまですべてリサイクル素材。そして裏地には海に浮かんだペットボトルのイラストがセンス良く描かれている。
BURBERRY バーバリー
Eキャンバスのモノグラムコレクション
チーフクリエイティブオフィサー就任後、リカルド・ティッシは以前から問題視されていた売れ残り品の廃棄処分を停止し、ファーフリー宣言も行うなど、サステナブルな取り組みを強化。
バックパックやスニーカーを擁するモノグラムコレクションには、再生可能資源を主成分とし、従来のコーティングキャンバスと比べて生産時の水使用量と二酸化炭素排出量を削減することに成功した新素材、Eキャンバスを採用。
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