ヘッドレストの隙間をハンガーラックに
ウェットスーツ同様、ヘッドキャップやシューズ、グローブなど主に冬場の海で着用する小物は、乾燥させるためクリップハンガーを活用。
サーフショップで購入した1列タイプのハンガーやブーツハンガーは幅がない分、ヘッドレストの隙間に引っ掛け可能だ。スーツを掛けている2列目シートと使い分けできるのも安心。
海から上がったばかりのタイミングでは、バックドアなどを使い乾燥させているそう。
濡れたものはバケツにひとまとめ
小物はハンガーを使うが、大きさのあるウェットスーツはどう収納するのだろう。
海から上がるとウェット類はバケツにしまい、クルマの2列目床に収納することが多いそう。実はこのバケツにポイントあり! 濡れたウェットを砂浜の上に置いてしまうと砂が付いてしまうため、このバケツの中に入って着替えるのだ。
そのため、中で動けるよう柔らかいラバー素材、足が入る四角形が必須とのこと。
妥協できない日は、濡れたまま移動⁉︎
良い波を求めて大移動する新川さんだが、なんとそのままウェットスーツを着て運転することも。そんなとき、防水効果のあるウェット素材のシートカバーが大活躍。
ヘッドレストに引っ掛け、ひざ下まで隠れるサイズ感で、シートを濡らすことなくクルマに飛び乗ることができる。風の向きを調べつつ、3時間も移動する日も珍しくない。コンパクトに折り畳めるので、普段はラゲッジルームの隙間に収納中だ。
ギアもクルマも大事に扱うことが、収納の極意
アクティビティに夢中になり過ぎると、移動できればいい、道具もとりあえず入ればOKと思ってしまうことがないだろうか。濡れたものをそのまま積み込んだり、ギアを隙間に押し込んでしまったり。
そんなことが積み重なると、クルマの故障や、道具の破損に繋がってしまう。せっかくの趣味の時間がダメになってしまう可能性だってある。
多忙な毎日を送る新川さんだが、クルマやギアといった趣味の道具を大事にパッキングすることで、常に万全な状態をキープ。限られた時間の中で趣味を満喫しているのだ。
次回はシーアクティビティに欠かせない、お役立ちアイテムを拝見する。
櫛ビキチエ=写真 金光照子=取材・文