■スタイリスト 柴山陽平さん
「やっぱり最新はいい(笑)ご機嫌な車ですよ」。
続いて話を聞いたのは、スタイリストとしてオーシャンズをはじめ多方面で活躍する柴山陽平さん。
マーシーさん同様、開口一番飛び出したのは「プラドはね、調子いいんですよ」というセリフ。どうやら、ランクルの中でも、「調子の良さ」がプラドの絶対的な魅力であることは間違いないようだ。さらに、柴山さんの場合もプラドの購入は「即決」パターン。
「実は、ひとつ前に乗っていたのも同じランクルの80(ハチマル)だったんですけど、修理にだいぶかかってしまうようになって、もう買い替えかなと思ってお店に行って、5分でプラドに決めました(笑)。このプラド一台しか試乗してないですね」。
ひとつ前のランクル80も、約8年間乗ってほぼ修理なし。ランクルシリーズの頑丈さは身をもって体感しているというが、それ以上に、新しいプラドにはいい点があるという。
「我が家はとにかく車でどこへでも行きます。海を渡らない限り、移動はもっぱら車ですね。こないだは伊勢神宮にも行きましたし、明後日からは秋田へ、だいたい700キロ走る予定です」。
壊れない車というのもランクルのいいところだが、運転自体が好きな柴山さんにとって、運転していて楽しいことも大事だという。でも家族も乗るから燃費や安全性ももちろん考えないといけない、このプラドはその全部があると語る。
「ホイールやオーバーフェンダーは自分好みにアレンジしてますが、まず車として格好いい。荒野を何百キロ走ったって壊れないし、荷物もいっぱい入る。新しいディーゼルエンジンはパワーもあって楽しいし、目線も高いから運転しやすい。しかも最新のドライブアシスト機能は安全性も高くて、渋滞とか高速走行でサポートしてくれるって、もう最高じゃないですか。ランクルのいいところは残して、辛かったところがなくなってる。ホントに調子いい車ですよ」。
そして、気になるのが目を引く車体の色だ。柴山さんのプラドはメタリックな「赤」。日本ではなかなかお目にかかれない色だろう。
「担当してくれた人が『いちばん人気がない』と言っていた赤を選びました。その人曰く、ずば抜けて赤が人気ないらしくて。スタイリストとして仕事でも毎日使うので、お調子者っぽいほうが“広報車”としてはわかりやすい。赤い車を見る度に、あ、あれ柴山じゃんって分かってもらえらたらこれはいいなと(笑)」。
仕事用車ならではの役割も、新しいプラドは果たしてくれているようだ。
「プラドを買うまで、つなぎで乗っていたいわゆる“普通のワゴン”は、新しい車種だし、荷物も乗るし、便利で快適なはずなんですが、なんて言うか、ツマらなかった(笑)。
ランクルはやっぱり面白いんですよ。その面白さに、こんな快適さや安心感が加わったプラドは、ご機嫌に乗り回したくなっちゃいますよね」。
「調子いい車」「ご機嫌な車」。2人から出た言葉は、“格好良さや楽しさ”と“快適性や実用性”のいいところ取りをしたプラドをまさに表しているのだろう。
2人の言葉から感じる、いつでもご機嫌で、どこへでも一緒に遊びにいける親友のような存在感こそが、ランドクルーザープラドの、いちばんの魅力かもしれない。
ぎぎまき=文