3. テリック
足の専門医がプロデュース
多くのアスリートたちから信頼され、「雲を歩くような履き心地」と評されるブランド、テリックのリカバリーサンダルは、足の病気のスペシャリスト、下北沢病院の久通勝也理事長が監修している。
代表モデルであるスライドは、ソールが足のアーチに合わせてカーブを描き、ヒール部分が緩やかに踵を包み込むため、しっかりとしたホールド感が味わえる。
足と一体となったようなこのホールド感が、疲労の回復はもちろん、普段履きに利用すれば歩行姿勢が悪くなることを防ぎ、足腰のトラブルの事前回避にもなるという。
写真のスライドなら、靴下を履いても「雲を歩くような」最高の履き心地が味わえるから、秋以降のタウンユースにも向いているのだ。
4. リグ
腰痛持ちの40代を優しくケア
日本人の足に特化し、日本人の足型の特徴を分析した開発を行うリカバリーサンダルブランド、リグ。
分厚いソールは弓形に設計され、着地したときの衝撃を吸収するだけでなく、足に無駄な力を入れなくても、踵から爪先へとスムーズに荷重を移動させるため、その歩きやすさは驚くほど。
このテクノロジーが採用されたリグのサンダルを履いていると、腰痛やヘルニアの症状も和らげてくれるという。リハビリとは言わないまでも、足腰を傷めやすい年代の週末ケアには持ってこいだ。
5. ウーフォス
世界が認めるリカバリーサンダルのパイオニア
アメリカ・マサチューセッツ州で生まれたウーフォスは、リカバリーフットウェアのパイオニアとして知られる。まだ「リカバリー」というカテゴリーがなかった時代に、いち早く足の疲れをケアするフットウェアを開発してきたのだ。
ミッドソールは、一般的なEVA素材とは異なり、衝撃の反発を抑える独自素材を採用してるのが特徴。ゴルフボールをソールに落としても跳ね返らないという衝撃吸収力の高いサンダルを履けば、足だけでなく、腰や骨盤へのダメージ軽減も期待できるから、歩くたびに加わる衝撃を抑え、姿勢だって良くなるはずだ。
しかもこの独自素材は水に濡れても乾きやすく、ソールが水を含んで機能が半減、なんてことにもなりにくいから、お手入れの気疲れも軽減してくれる。
もはやサンダルは、“ご近所に履いていくための簡易なもの”という時代じゃない。普段疲れた足をケアできる良質かつ高機能なものを、スタイリッシュに履くのが常識だ。
格好良くて、疲労も回復できて、涼しい。今年の残暑は、そんな一石三鳥なサンダルを履いて、クールに秋を迎えようじゃないか。
高橋絵里奈=撮影 柴山陽平=スタイリング 長谷川茂雄=文