この新型車2台は、ヘリテージカーブームにノッて登場したレトロな見た目に、車好きでなくとも男なら無条件に反応してしまう。そしてよく眺めれば、そのアプローチで男心をガッチリ掴む。
一見、空冷時代の911(964)の外観を持つ「CTR アニバーサリー」(約9400万円)は、チューナーとして名高いルーフ社製。かの911とはまったくの別モノで“イエローバード”の異名を持つモデルの最新版だ。総重量1200kgという軽量マシンで、リアに搭載するのは710馬力の“水冷”ボクサー。その最高速度は360km/h!
一方、奇抜ともとれる黄・白・赤のカラーリングの2輪はモト・グッツィの「V85 TT」(142万5600円)だ。’80年代のパリダカ参戦マシンカラーがモチーフという由緒正しきもの。しかも、850cc空冷縦置き2気筒エンジン&シャフトドライブという組み合わせも伝統にならったもの。
それでいてデジタルメーターでライディングモードなどを操作できたり、ヘルメットインターコムで通話発信・着信も可能と超優秀。
「見た目レトロ・中身最新」、我々は、こういうのを待っていた!
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