連載「愛する靴の愛し方」
お気に入りを履き潰しては買い替えて…… なんてもったいない! 愛する一足を守る術をフットウェア・ラバーたちに教えてもらった。
身近で毎日履くものゆえに、意外とおろそかにしがちなスニーカーのメンテナンス。ことローテクスニーカーとなれば、ちょっとした汚れもご愛嬌と、放置している人も多いのでは?
しかし、ショーツの出番が多い季節を前に、やはりキレイなコンディションでスタイリングを楽しみたいところ。そこでローテクスニーカーをキレイに履きこなすためのコツについて、スニーカーフリークに取材。すると、愛する靴を守るための4つのポイントが見えてきた。
スニーカーも革靴と同じ。日ごろのケアで寿命は伸びる!
やって来たのは、高円寺にあるスニーカーに特化したクリーニングの専門店「スニーカーアトランダム」。
教えてもらうのは、自宅に350足以上のスニーカーを持つという、スニーカー愛好家の店長・城所 匠さんだ。ローテクスニーカーを永くキレイに履き続けるためのポイントとは?
<ポイント1>
正しいサイズを選ぶことも、スニーカーを長持ちさせるためのキモ!
数あるローテクスニーカーのなかでも特に夏場に出番が多い、アッパーにキャンバス地を使用したモデル。さまざまなスタイリングに合わせやすいこの手のスニーカーは、ついヘビロテしがち。少しでも長持ちさせるポイントは?
「シンプルな構造ゆえに比較的頑丈に作られているキャンバススニーカーですが、修理に持ち込まれるものの多くが、アウトソールのすり減り。アウトソールが極端に減る人の多くは、自分の足にあったサイズを選べていないことが多く見受けられます。そのためメンテナンス以前に、まずは自分の足に合う正しいサイズのシューズを選ぶことも、スニーカーを長持ちさせるためのポイントですね」。
<ポイント2>
ミッドソールは除菌シートでササっと汚れを拭き取る
城所さんいわく、スニーカーをキレイに見せる要はソールの美しさ。ミッドソールの側面をクリーンにしておくことも、ルックスをいい状態で維持するためのテクニックだという。
「家庭でできるソールのクリーニング方法でオススメなのは、アルコール成分を含んだウェットティッシュで拭いてあげること。このとき、水拭きはNGです。水分はアッパーのシミや黄ばみの原因となるため、ウェットティッシュだけで汚れを拭き取りましょう」。
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