OCEANS

SHARE

音楽フリークは、音楽バイヤーを経てアマゾンへ
幼い頃から音楽好きな子供だったという角田さん。音楽を聴く原体験は、カセットテープからスタートしている。
角田太朗さん
「ジャンル問わず聞いていたので、学生のときはとにかく音楽に詳しい人、っていう位置づけだったと思います。頼まれてカセットテープを録音することも、よくやっていましたね」。
大学卒業後は「WAVE」というレコードショップに就職。マニアックな品揃えで有名な大型店だった。限られた情報源のなかで海外の音楽雑誌などを読み込み、どの店よりも早くいいアーティストを発掘したい! と夢中になった。バイヤーとして活躍した角田さんは、ここで生涯の伴侶となる女性とも出会うことになる。
その後に入社したのは、テレビゲーム販売チェーン・明響社。音楽商材に本腰を入れようとしているところだった。90年代に入り、音楽のメインストリームは完全にCDになっていた。
「明響社は上場したりすごくいい時期もありましたが、4年ほどいて、会社の業績が悪化してしまった。そこで次に僕が入ったのがアマゾンでした」。


3/3

次の記事を読み込んでいます。