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2019.05.19

かぞく

離婚して初めてわかった互いの依存。夫は「心」、妻は「お金」

「オーシャンズ X :幸せな離婚編」を最初から読む
離婚後
夫婦で共同生活を営んでいたのなら、離婚によって不自由を感じることはあるだろう。家事や食事、お金などなど、「まったくない」という人がいれば、それは完全に別居していたのかもしれない。
「そういえばあれどこいったっけ?」とか「ちょっと寂しいかも」なんて思いが一瞬でもよぎろうものなら、何かしら依存しているということだ。すでに心は離れていても。
そこで30〜40代の離婚経験者200人(男女各100名)にアンケート。結婚生活にピリオドを打ったとき、実生活にどんな影響があったのか?

■離婚して不自由を感じたことは?
※全12項目から複数回答。カッコ内は(男性/女性)の回答割合

1位「お金が足りない」26.5%(21.0%/32.0%)
2位「精神的に辛い」18.0%(27.0%/9.0%)
3位「掃除や洗濯などに充てる時間が足りない」11.5%(15.0%/8.0%)
4位「自宅に人がいなくて寂しい」10.5%(15.0%/6.0%)
5位「子育てに手が回らない」10.0%(8.0%/12.0%)
5位「料理ができない」10.0%(14.0%/6.0%)
7位「近所付き合いの方法がわからない」4.0%(6.0%/2.0%)
8位「保険や年金など各種手続きがわからない」3.5%(3.0%/4.0%)
8位「コードや機械の操作がわからない」3.5%(2.0%/5.0%)
10位「自宅に保管してあるものの場所がわからない」3.0%(5.0%/1.0%)
番外「特に不自由は感じない」47.5%(44.0%/51.0%)

全体的に、妻より夫のほうが不自由を感じがち

「お金が足りない」が1位になったのは、生活難に直結することから頷ける結果だ。それはわかるとして、「家事」や「各種手続き」といった細かなことより、「精神的に辛い」ことが2位につけていることは見逃せない。
心にぽっかり空いた穴は、そうすぐにはふさがらないようだ。とはいえそこには大きな男女差が。女性の1位が「お金」であったのに対し、男性は「精神面」に不自由を感じている模様。つまり妻は夫のサイフに依存し、夫は妻の心に依存しがちという構造が垣間見えた。
一方、実は最多であった「特に不自由は感じない」について、男性の方が7ポイントも多かった点も興味深い。それどころか、ほぼすべての項目において男性が女性を上回っていることがわかった。離婚して不自由を感じるのは、圧倒的の男性側といって差し支えなさそうだ。
では、それぞれの離婚した夫婦たちはどのように“不自由”と向き合っているのか。上位のコメントを見ていこう。


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