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見ための良さに重要なのが、矯正器具としてのフィット感

視力矯正の道具でもあり、顔回りの装飾具でもあるメガネ。あつらえるとなると「見ためが格好いい」を主眼に選びたくなってしまう。
「はやる気持ちは一旦抑えていただいて(笑)。フレーム選びの前に重要なのが見え方です。メガネ店の専門スタッフによる測定に基づき、個々のライフスタイルに即した度数選びが重要。本人の使い方を鑑みて度数を決める必要があります。普段デスクワークが中心の人、運転が中心の人、屋外作業が中心の人などでは度数の調整の仕方も異なりますので、ライフスタイルに応じた調整も、フォーナインズではスタッフが柔軟に対応いたしますよ」。
青山店の壁面にずらりと並ぶのは、測定用レンズ。通常は異なる矯正項目に応じて複数のレンズを重ねて使用するが、フォーナインズでは仕上がりに近い見え方で確認できるよう、レンズメーカーに特注して、さまざまな度数を組み合わせた約3000枚の測定用レンズを用意。
度数によって選べるフレームのデザインに制約はあるのだろうか。
「確かに、レンズを遠近両用にする場合はある程度の天地幅が必要となりますから、多少意識が必要かもしれません。制約自体はそれほどないですが、度数によっては、レンズに厚みが出てフレームに合わせたら見ための印象が変わるということもありますので、注意しておきたいポイントです」。
度数を事前に把握する重要性はこのあたりにもあるようだ。さて、肝心のフレーム選びのポイントは。
「似合う、似合わないについては、好みもあるために一概に語ることはできません。ただし、メガネが顔に対して適切に収まっているか否かは、重要なチェックポイントになります」。
顔へのフィットについては、一体どういった点を気にするべきなのか。
「人は、基本的に顔のパーツの配置が左右非対称です。目や耳の位置や高さが異なるのが普通で、フレームを顔にアジャストさせるというのがいちばん大事で難しいところ。顔のパーツの配置に合わせつつ、どこでOKとするか、カウンセリングに基づいて決定します。見るべきは、レンズ位置が目から離れすぎていないか、モダンのカーブが耳の位置に対して適正か、ノーズパッドが合っているか、眉毛とフレーム上部との位置関係などが挙げられます。これも好みがあるので正解はありませんね」。
スタッフとコミュニケーションすることで、見えていなかった自分の答えも見つけていく。そうした微に入り細に入った調整により、道具としてもファッションピースとしても顔にフィットするメガネが仕上がるという。
フォーナインズでは独自の構造に合わせて特注の工具も用意。リクエストや必要に応じた細かな対応が可能。
「例えば、フォーナインズ独自の『逆Rヒンジ』は使用時の負荷を吸収して、心地良いフィット感が得られるだけではなく、顔幅や耳の高低差にも対応可能なパーツです。顔へのフィット感が格段に違います。調整したレンズの性能をしっかり発揮させるのは、最後のフィッティングなのです」。
内側にアールを描くことで左右幅、高低差の調整を可能にした「逆Rヒンジ」。フォーナインズを代表する独自の構造だ。
鼻のフィットについてはどうだろう。場合によっては痛みが出ることもあるだけに気になる人も多いはず。
「ノーズパッドの調整も、フィッティングの勘所のひとつ。フォーナインズのアイウェアは、日本人の顔に似合いやすいように設計しています。具体的に言うと、いわゆる鼻が高い人と低い人では、パッドに当たる部分が異なるので、それぞれ接地面が広くとれ、しっかりフィットしやすい形状となっています。掛ける位置が適切でないと、度数の効果が得られないだけでなく、見た目の印象も大きく変えてしまいます。フィッティングが完璧であれば、デザインの魅力も引き立つというわけです」。


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