「オーシャンズ X :幸せな離婚編」を最初から読む「離婚届に判を押す」というのが離婚のゴールに思われがちだが、当然公文書なのだから、役所の戸籍課などに届けなければならない。多くの場合はそのまま保険などの手続きも行うため、エピローグの手続きにはそれなりの労力を要する。
場合によっては重い気分を引きずったまま役所の扉を開くこともあるはずだが、そのときはどんな気持ちなのだろう? そもそも、夫婦のどっちが届けたのか? 今回は30〜40代の離婚経験者200人(男女各100名)に、当時の様子を振り返ってもらった。
離婚に臨む夫婦のリアルな行動を明らかにしてみよう。
「妻が提出した」が最多。一緒に出したケースも少なくない
●離婚届、役所に提出したのは?(フリーコメントで回答)・夫が提出した 21.5%
・妻が提出した 45.0%
・一緒に提出した 17.5%
・弁護士や第三者が提出した 11.5%
・不明/覚えていない 4.5%
もっとも多かったのが妻という結果になった。「
離婚届を書いたのはどっち?」という前回記事のアンケートを見ても、妻が書いたが53.5%で最多であることから、離婚を主導しているのは妻というケースが多いのだろう。
しかし、「一緒に提出した」が17.5%で、離婚届を「一緒に書いた」という2.5%を大きく上回っていることは見逃せない。離婚届を書いたのはどちらかだとしても、提出するのは一緒という夫婦は少なくなさそうだ。
これは、先述のように各種の手続きが発生することを見越した結果といえそうだが、ある意味「離婚届の提出は夫婦最期の共同作業」という見方もできそうだ。
そのうえで、提出当時にどんな心境だったのかを聞いてみた。
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