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【「妻が提出した」ケース】
「私が夫に書いてもらって、すぐ時間外の市役所に駆け込んで出しました。とにかく早く出したかったです」(46歳女性・岩手県)
「自分が母親に付き添われて提出した。これでやっと新しく人生について考えることが出来るなとほっとした気持ちと、これから先の身の振り方への不安を感じていた」(34歳女性・神奈川県)
「私は1人で行きたいと伝えましたが、役所まで着いてきました(不受理になるのを願っていたそうです)。しかし不備なく準備をしたのでとどこおりなく受理され、離婚成立受理書を貰ったときは思わず役所でガッツポーズしました。横で元夫はうなだれていました。もらった書類は肌身離さずお守りのようにしていました」(43歳女性・東京都)
「妻の方が時間を自由に使えたから。本当に夫婦生活が終わるんだなと、急に寂しさが込み上げてきた」(35歳男性・愛知県)
「相手が出しにいった。 相手にホントに離婚するか? と尋ねて、すると答えたのでしぶしぶ離婚届けを書いてすぐ市役所に相手が持っていきました。まぁ相手が離婚したがっていたので相手が届けを持っていくのは仕方ない」(35歳男性・鳥取県)
【「夫が提出した」ケース】
「自分が提出した。解放された清々しさがあった」(31歳男性・宮崎県)
「妻は田舎に引っ込んでいたので、そうせざるを得ず忸怩たる思い」(42歳男性・大阪府)
「仕事場が役所に近いから自分が出した。むなしかった」(35歳男性・埼玉県)
「早めに出したかったから。スッキリした」(36歳男性・千葉県)
「旦那がいきました。本当に行くかなと不安でした」(35歳女性・神奈川県)
【「一緒に提出した」ケース】
「一緒に出しに行きました。気持ちは無です」(34歳男性・北海道)
「話し合って納得して気持ち良くふたりで出した」(43歳女性・広島県)
「相手を信用していなかったので、ちゃんと見届けたかった」(48歳女性・愛知県)
「子供も一緒に出しに行った。家族で過ごす残りの時間を大事に過ごした」(31歳女性・兵庫県)
【「第三者が提出した」ケース】
「家庭裁判所にて離婚が成立したため、離婚届は出していない」(49歳女性・静岡県)
「調停なので提出していない」(46歳男性・岐阜県)
 

前向きな妻と引きずる夫。離婚というハードルを乗り越えるには?

「自分が提出した」と答えた元妻たちに饒舌なコメントが多かったのに対し、元夫側は口をつぐんでいる印象。離婚してからそれなりの期間が経っている人も多いであろうことから、男性の方が女性より離婚届の提出に消極的で、かつそのあとも引きずる……という見方ができる。
一方、「一緒に提出した」というケースは男女ともに比較的穏やかに過去を振り返っている人が多かった。一緒に役所に行けるくらいなのだから、関係は完全に断絶していないのだろう。どちらかが提出したケースに比べ、「それなりに円満離婚だった」という差がありそうだ。
この場合、協議離婚であるケースが大半であるに違いない。離婚に向けた話し合いを深くするということは、言いたいことを主張し合うことのみならず、互いの不満を確認し合うことにも繋がる。たとえ袂を分かつ相手にも、理解を示せるだろう。円満に離婚届を提出し、前向きに過去を振り返るためには、「歩み寄る」という成熟した大人の態度が必要なのかもしれない。
 
吉々是良=取材・文 石井あかね=イラスト アイリサーチ=アンケート協力


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