仕事とプライベートは切り分けない。そのほうがうまくいく
ぶつかり合いの中から良いものが生まれる。クリエイターの姿勢としては正しいのかもしれない。しかし一方で、ふたりは仕事の相棒であると同時に夫婦でもある。仕事上のいざこざをプライベートに持ち込んでしまうことはないのだろうか?

聖貴さん「持ち込みますよ(笑)。仕事で意見が対立したときは、プライベートな時間だろうが“新しい道”が生まれるまでやりますから」
サチコさん「もちろん、レコーディングで揉めてイライラしているときでも、夕食の時間になったらご飯作らないといけないし、子供をお風呂にいれなきゃいけない。だから、『あの曲のあそこ、こうしたほうがいいんじゃない?』とか言い合いながら家事や育児をやっています(笑)。オンとオフの切り替えみたいなことは、まったくできていないですね」
なるほど、両者ともに、プライベートに仕事をガンガン持ち込んでいくスタイルのようだ。だが、それってしんどくないのだろうか? 無理にでも線を引き、プライベートは努めて平穏に過ごしたほうがラクなのでは?

聖貴さん「そこは無理に切り分ける必要はないんじゃないかと思うし、むしろ分けないほうが僕らの場合はうまくいく気がします。仕事で気まずい空気になったときとしても、料理など何か違う共同作業をすることでイライラは解消されているし、逆にプライベートで喧嘩をしたときは楽曲に入り込むうちに自然と仲直りしていることが多いですから」
サチコさん「私も同感です。プライベートで喧嘩して、むすっとしたまま仕事に入ってしまうこともありますが、音楽に没頭していくうちに喧嘩していたことも忘れるくらい楽しくなっていく。だから、ふたりの仕事が音楽でよかったなと思いますね」
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