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日本人が“聴き取りやすい”チューニングで、オッサンの耳にも優しい

オーディオ製品としてもっとも気になるのは、やはり音質だろう。有線に比べ、Bluetooth接続のワイヤレス型は音質が悪いというイメージがあるはずだが、この点においてもTE-D01dは、かなりユニークなアプローチで“日本人仕様”を実現している。
開発者に話を聞いたところ、高品質な最新パーツを採用することで遅延や音質の低下を防いでいるほか、人種によって聴覚の特性が異なる点に着目し、日本人の耳が“聴き取りやすい”周波数帯域に合わせてチューニングを施しているというのだ。
アビオット
オーディオ好きなら「原音再生」というキーワードを、製品選びの基準としている人も多いだろう。その観点でみれば、TE-D01dをはじめとするアビオットのイヤホンは、いわば異端の存在ともいえる。
とはいえ、実際に試聴してみれば、アビオットの試みのユニークさがよくわかるはず。筆者はオーディオ評論家ではないので精緻な表現はできないのだが、ザックリといえば、これまで使っていたイヤホンに比べて、明らかに細かな音までハッキリと聴こえる印象なのだ。1万2000円といえば、イヤホンの中でもミドルクラスに入ると思われるが、値段以上の価値は十分感じることができるだろう。
 

ヘッドセットとしての使い勝手も良好。アウトドアにも最適?

この、日本人の耳にとって“聴き取りやすい”チューニングは、音楽を聴く以外でも大きな魅力を発揮する。近年、イヤホンの重要な用途となっているヘッドセットとしての性能面である。
アビオット
聴き取りやすいチューニングが施されているということは、もちろん通話の際の相手の声もよく聴こえるということ。実際、雑踏で通話をしてみたところ、明らかに先方の声が聴き取りやすかった。
また、TE-D01dはマイク部にも工夫が凝らされており、エアポッズのようにマイク部を伸ばしていない形状にもかかわらず、こちらの声をしっかりと聴き取ってくれる。ボタンを操作することで、SiriやGoogleアシスタントを呼びだし、検索やナビの指示などを出すもできるようになっているのだが、まぁまぁの小声で話しかけても、誤認識されるケースが少ないのだ。
ちなみに今回は、街中だけでなくアウトドアでも試用してみたのだが、山歩きしながら離れた場所にいるパートナーへ、声で電話をかけてコミュニケーションをとったり、Googleアシスタントに話しかけて時刻の確認をしたりなど、スマートフォンを取り出さずにさまざまな操作ができるのは、かなり便利だった。
アビオット
メーカー側が意図した用途ではないかもしれないが、ハンズフリーでスマートフォンが操作できるほか、装備の邪魔にもならないトゥルーワイヤレスイヤホンは、外遊びの友としても大いに重宝するのではないだろうか。
余談ながら、オッサン的に気になる「左右分離型なので、うっかり無くしてしまうかも」という問題だが、こればっかりは小まめにケースにしまう習慣を身につけるしかないのかも。ちなみに筆者は「呑んだら使わない」というルールを決めて運用していますよ。

澤田聖司=撮影 石井敏郎=取材・文
 
[問合わせ先]
アビオット公式ホームページ
http://aviot.jp/


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